競泳男子個人メドレーの萩野公介(24)=ブリヂストン=が4日、グアムでの強化合宿に成田空港発の航空機で出発、五輪金メダル23個のマイケル・フェルプス(米国)の人生を変えたとされる本「人生を導く5つの目的」を持参し学ぶことを明かした。
4月の日本選手権に向けた約1週間の合宿。「暖かい所で日本選手権、夏の国際大会に向けて良い準備ができるようにしたい。きついトレーニングになると思うけど、この時期にちゃんと泳ぎ込んでおけばレースに直結する」とテーマを掲げる一方、合宿中の相棒として438ページのベストセラー本も持参した。
この本を選んだ理由について萩野は「1度オリンピックで金メダルを取って、次のレースに向けて渇望する気持ちを出したい。過去に4大会連続で金メダルを取っている選手はどういう本を読んでいるんだろうと素直に思った」と吐露。「フェルプス選手もいろいろあったけど、僕も参考にして進んでいきたい」と決して順風満帆ではない、波乱に満ちた競技人生を歩んできた元祖「水の怪物」に学ぶことでの飛躍を誓っていた。 (川村庸介)