【芸能・社会】V6・三宅健が初歌舞伎、海老蔵と共演 六本木歌舞伎第三弾「羅生門」2019年2月5日 紙面から
歌舞伎俳優の市川海老蔵(41)、V6三宅健(39)らが4日、東京・西新宿のヒルトン東京で六本木歌舞伎第三弾「羅生門」の製作発表会見に出席した。海老蔵が新たな挑戦と位置付ける同歌舞伎は2年に1回のペースで上演しており、次回は2021年。20年に市川團十郎を襲名する海老蔵は「皆さまがご興味あれば続けたい」と可能性も示唆した。 今回は生きるための悪という人間のエゴイズムを克明に描いた芥川龍之介の代表作で、海老蔵は四役、三宅は二役を演じる予定。海老蔵と三宅は初共演で、三宅は歌舞伎も初挑戦。三池崇史監督(58)が第一弾、第二弾に続き演出を手がける。 三宅の印象について海老蔵は「V6がデビューした時に一番カッコイイと思った。この人、もてる人だろうな」と絶賛。これには三宅も「大変恐縮です」と照れ笑い。 三宅は「人生の中でまさか歌舞伎に出演するとは考えもしなかった。ずぶの素人が海老蔵さんと同じ舞台に立つのは生涯のうちで1度あるかないか。最初で最後のつもりで、捨て身で、無我夢中のつもりでやる」と意気込んだ。 緊張気味の三宅にアドバイスを求められた海老蔵は「そのままでいい」とキッパリ。三宅のファンら歌舞伎の初心者に対しても「基本的に三宅さんを見ていればよろしいんじゃないでしょうか。歌舞伎はこうやるんだと興味を持ってもらえればいいのでは」と話した。 東京公演は22日~3月10日までEXシアター六本木。 ◆活動休止の会見に言及「嵐の誠意伝わった」三宅は嵐の活動休止について「非常に残念なことをお伝えしなければいけない会見だったが、嵐は嵐らしく、ファンに誠心誠意思っていることを伝えたいという一心だったことがすごく伝わってきた。衣装もいいなと思って会見を見ていた」と話した。 「(衣装は)それぞれお互いの色を使い合って、嵐(の5人)がそれぞれ思い合っている気が、そういうメッセージ性が込められているような気がした。ファンへの思いが言葉だけじゃなくて衣装にも込められていて、すごくステキだなと思った」との見方を示した。 嵐のメンバーと共演経験や親交もある海老蔵は「正直、私は寂しいなと思うしかない」と言葉少なだった。
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