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【大相撲】

元稀勢の荒磯親方が指導者デビュー

2019年2月5日 紙面から

稽古を見守る荒磯親方(左端)=東京都江戸川区の田子ノ浦部屋で

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 大相撲初場所で引退した元横綱稀勢の里の荒磯親方(32)が4日、東京都内の田子ノ浦部屋で部屋付き親方として指導者デビューした。まわし姿で稽古場に下り、現役時代と変わらぬ緊張感を漂わせ、若い衆に目を光らせた。「頭付けろ」「前に出ろ」「何度もやれば形になる」などと次々と声を飛ばし、身ぶり手ぶりで教えた。

 「みんな強くなってほしいから。やる気が出るように少しでも後押ししたい。大関(高安)もそうだけど各力士が一つずつ上に上がってね、将来的にもいい勉強させてほしい。厳しく? 現代っ子だからね、現代風に」と、所信表明した。

 新調した真っ白なまわしは決意の表れ。四股、スクワット、体幹トレーニングなど自らも約2時間みっちり汗を流した。弟弟子の大関高安に稽古を付け、横綱に引き上げるのは使命。「大関がいるから稽古をしないと。体を作らないとケガしちゃう」と現役時代同様、真剣勝負の稽古も望むところだ。 (荒木司)

 

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