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【プロ野球】

巨人・丸、10日の紅白戦で実戦デビュー 古巣先輩の新井さんからは金言

2019年2月5日 紙面から

打撃練習の打球を見つめる巨人・丸。(後方左から)黒江さん、新井さん、高橋巨人前監督=宮崎で(平野皓士朗撮影)

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 宮崎のG党の前で“デビュー戦”だ。巨人の丸佳浩外野手(29)が4日、第2クールの紅白戦(10日)に出場することになった。原監督が「もちろん出ますよ。紅白戦も1軍のチームメニューですから」と、同じく新外国人のビヤヌエバも含めて10日の出場を明言。注目を集めるFA戦士は「普通に段階を踏んできているので、しっかり良い内容が出るように頑張ります」と淡々と意気込みを語った。

 球界一とも言われる広島の猛練習で2年連続リーグMVPに輝くまでに成長した。1月の自主トレからみっちり練習し、キャンプでも全体練習後に室内練習場で約1時間の打ち込みを欠かさない。現時点でのスイング数を「どうですかね? (昨年と)比較するのは難しい」と漏らすが、必要と判断したメニューをきっちりこなしている。

 練習後には懐かしい再会もあった。昨年引退して解説者に転身した新井さんがキャンプ地の宮崎を訪問。広島でチームメートだった先輩からはFA移籍の難しさを指摘され、金言も授かった。「環境が変わって無意識のうちに体に力が入る。セーブしながらケガに気を付けて頑張ってくれ」。新井さんも広島から阪神にFA移籍。そんな経験から、丸にスロー調整をアドバイスした。

 ただ、心配ご無用だ。原監督が「全く違和感はないですね。むしろ彼のペースにジャイアンツの選手たちも巻き込まれている感じの雰囲気はあるよね」と認めるように、周囲に左右されないマイペースで調整。丸が「(新井さんに)笑われました」という新しいユニホーム姿でファンを魅了する日まで、もうすぐだ。 (小林孝一郎)

 

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