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【芸能・社会】

海老蔵が、舘ひろしが、勘九郎が… 平成最後、新たな時代に福は内~

2019年2月4日 紙面から

 節分の日の3日、各地で豆まき行事が行われた。千葉県の成田山新勝寺では、市川海老蔵(41)が長男の堀越勸玄くん(5)らと登場。横浜の総持寺では、舘ひろし(68)、神田正輝(68)ら石原プロのメンバーがそろい、舘にはモントリオール世界映画祭最優秀男優賞受賞を祝うサプライズプレゼントがあり、境内が沸いた。

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◆海老蔵&勸玄くん恒例成田山

 成田山新勝寺の毎年恒例の節分会(せつぶんえ)で、2020年5月に市川團十郎を襲名する海老蔵や、勸玄くんらが「福は内」の掛け声に合わせて豆まきをした=写真。

 NHK大河ドラマ「いだてん」の出演者も参加。かみしも姿の海老蔵らが勢いよく豆をまくと、境内を埋め尽くした参拝客は歓声を上げ、一斉に手を伸ばした。

 新勝寺によると、市川家とは江戸時代に初代團十郎が子の誕生を本尊の不動明王に祈願して以来の縁で、屋号「成田屋」の由来になっている。

 不動明王は鬼も改心させるとされ「鬼は外」とは言わず「福は内」だけを繰り返すのが習わし。この日は約6万人の参拝客を見込み、大豆や殻付き落花生計約1・2トンが用意された。

◆北島ファミリー「師匠の分まで!」

 演歌歌手の原田悠里(64)、北山たけし(44)、山口ひろみ(43)、大江裕(29)の“北島ファミリー”は、東京・八王子市の高尾山薬王院での節分会に参加した。ファミリー恒例の高尾山での豆まきだが、今年は師匠の北島三郎(82)が昨年3月に次男の大野誠さんを亡くし、喪中ということから参加を控えた。

 北山らは「師匠の分まで」と大張り切り。大きな掛け声とともに、天高く豆をまいて参拝客を喜ばせた。北山は「昨年は紅白にも出場させていただきました。今年もさらに大きな福をつかみたいです」。原田は「新たな出会いをお願いしました」。

◆勘九郎「いだてん!」猛アピール

 歌舞伎俳優の中村勘九郎(37)、中村七之助(35)、勘九郎の長男・中村勘太郎(7)、次男・中村長三郎(5)らは、東京・浅草寺で豆まき。浅草と縁の深い中村屋だが、勘九郎は意外にも浅草寺の豆まき初参加。放送中のNHK大河ドラマ「いだてん」に主演していることもあり、大勢の観客から「よっ、いだてん!」のかけ声も。勘九郎も「本日第5話です。浅草の町もいっぱい出てきます」と猛アピールした。

 勘太郎と長三郎も元気いっぱいに豆を投げ、終了後に勘太郎は「中村勘太郎です。きょうはありがとうございました」とあいさつ。長三郎も「長三郎です。こんにちは」と愛嬌(あいきょう)たっぷりに話し、会場は拍手と歓声に包まれた。

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◆舘ひろし「今年も福頂きたい」

 舘ら石原プロモーション所属の俳優が、総持寺の節分会追儺(ついな)式に出席。昨年、主演映画「終わった人」でモントリオール世界映画祭最優秀男優賞を受賞した舘に、同寺からお祝いの花束が贈呈された=写真(芹沢純生撮影)。

 恒例の豆まきイベントに、サプライズ演出が待っていた。神田らとともに紹介された舘に、総持寺貫主の江川辰三禅師から花束が手渡されると、観客からひときわ大きな拍手が湧き起こった。

 今年に入ってからもブルーリボン賞主演男優賞、日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞。舘は「今年も頂ける福は何でも頂きたい」と貪欲に語った。神田は舘の受賞ラッシュを祝福しつつも「電話をしても出ない」とぼやいていた。

◆福田こうへいはミニライブも

 演歌歌手の福田こうへい(42)は、東京・文京区の護国寺での節分会に参加し、豆まきとミニライブで盛り上げた。昨年11月には、胃と食道の接合部が裂けて吐血し入院。しばらく活動を休んだが、福田は「体調はバッチリ、もう大丈夫です」と元気いっぱい。

 ミニライブでは新曲「男川」など5曲を熱唱。昨年はNHK紅白歌合戦出場を逃したが「きょうのご縁を年末につなげていけるように頑張ります」。節分会には演歌歌手の水城なつみ(24)も参加した。

◆デヴィ夫人&神田うのは川崎大師

 タレントのデヴィ夫人(78)と神田うの(43)は、川崎市の川崎大師で節分会豆まき式に参加。デヴィ夫人は芸能界の“ご意見番”として、強制性交の疑いで逮捕された俳優の新井浩文容疑者について「何で逮捕までいってしまったのか」と疑問を呈した。

 「逮捕されるとたくさんの方に迷惑をかける。それを考えたら(示談で)1000万円でも、2000万円でも払えば…取り下げてくれたかもしれない」。事件は昨年7月に発生しており、解決する時間はあったことに首をひねった。神田は「(捜査を)知らなかったんじゃない?」とフォローした。また、デヴィ夫人は「108歳まで生きたいと思っている」と抱負を口にした。

◆真矢&井本“変化”を実感

 女優の真矢ミキ(55)、井本彩花(15)らは、東京・赤坂の日枝神社で豆まき。同所で4回目という真矢は「今年は外国人の姿が多かった。来年の東京オリンピックの近さを感じた」と変化も実感した様子。初参加の井本は「想像以上に人が多くて、どこにまけばいいのか分からなくて。でも前にいた子どもたちがかわいくて豆を手渡した。すごく楽しめた」と笑顔だった。

 

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