彦根警官射殺で20歳の元巡査に懲役25年求刑
滋賀県彦根市の交番で昨年4月、教育係だった井本光(あきら)巡査部長=当時(41)、警部に特進=を拳銃で射殺したとして殺人などの罪に問われた元巡査の男(20)=懲戒免職、事件当時少年=の裁判員裁判の論告求刑公判が4日、大津地裁(伊藤寛樹裁判長)で開かれ、検察側は懲役25年を求刑した。
判決公判は8日。
元巡査の刑事責任能力の程度が最大の争点。検察側は完全責任能力があったと主張し、弁護側はストレスなどにより心神耗(こう)弱(じゃく)状態で責任能力は限定的だったとして量刑に配慮するよう求めている。
起訴状によると、元巡査は昨年4月11日午後7時45分ごろ、彦根市の河瀬駅前交番で、井本巡査部長の後頭部と背中に拳銃を発砲して殺害し、拳銃を所持したままパトカーで逃走するなどしたとしている。
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