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【芸能・社会】

Endless SHOCK 堂本光一の進化、きょう開幕

2019年2月4日 紙面から

 KinKi Kidsの堂本光一(40)が主演するミュージカル「Endless SHOCK」(作・構成・演出ジャニー喜多川)の公開げいこが3日、東京・丸の内の帝国劇場で行われた。シリーズ19年目の今年は、物語の大筋はそのままに、一部の演出を大胆に変更。これまでセリフだった部分を歌に乗せた新曲も盛り込み、さらなる進化を遂げ、きょう4日に開幕。千秋楽の3月31日には、故森光子さん以来となる史上2人目の単独主演1700回を迎える。

◆オーケストラ大胆に

 「変えない良さもあると思うんですが、今回思い切って変えたところもあります。お客さんには不満に思えるかもしれません。客席に入った瞬間、何かが違うと感じてもらえると思います」

 光一がこう語るように、これまで舞台のそでに配置していたオーケストラを、光一の発案で今年は舞台前方のオーケストラピットに20人を配置する初の試みも。舞台は二重構造になっていて上部では演者がパフォーマンスをし、下部のピットでは演奏が行われる。そのオーケストラの生演奏を合図に幕が開き、光一が作曲した劇中歌「CONTINUE」とともにオールキャストが登場。光一はフライングで華麗に宙を舞った。

 40歳を迎えてから初めてのSHOCK。昨年は「ナイツ・テイル」という別の主演舞台に挑戦したため「頭を柔らかくして『SHOCK』を考えられるようになった」と光一は振り返った。20代の自分自身に伝えたいことを問われると、「『疲れたときは休めばいい』とか『迷ったときは立ち止まって振り返ってみればいい』という(前田)美波里さん(が演じる劇場オーナー)のセリフが、今はピンとくるようになりました」と語った。

◆休止発表の嵐に敬意

 物語のテーマは、何が起きてもショーは続けなければならないという「ショー・マスト・ゴー・オン」だが、がむしゃらに走り続けるのではなく、時には立ち止まることの必要性を痛感し始めた。それは、2020年いっぱいで活動を休止する後輩グループ「嵐」の会見を通じても思ったことだった。

 前田のセリフを引き合いに、「まさにそのセリフが(嵐にも)合うのかも知れませんね」とし、「彼らは後輩にあたりますが、自分もあの会見をニュースで見させてもらって、すげぇいいグループだなと思いました」と率直な感想を語った。

 その上で「長くグループをやっているとメンバー一人一人の意見があるが、ファンの方への誠意を見てとれた。すばらしいグループだと思う」とあらためてたたえた。

◆7年ぶり内が復帰

 主人公・コウイチのライバル役は、7年ぶりに帝劇のSHOCKに復帰する内博貴(32)。オーディションで選ばれた元NMB48の梅田彩佳(30)がヒロインに初挑戦する。劇場のオーナー役には前田美波里(70)が2年ぶりに帰ってきた。梅田は「緊張しすぎて、昨日も光一さんに『ここはこうしよう』って言われる悪夢で起きました。夢に出てくるほど、私追い込まれているんだなって。頑張ります!!」と苦笑した。

◆松崎が急きょ代役

 東京公演に出演予定だった「ふぉ~ゆ~」の越岡裕貴(32)が1月23日、帝劇のけいこ場での殺陣練習中に右足の小指を骨折したため、大阪公演で同じ役を務める予定だった、同じ「ふぉ~ゆ~」の松崎祐介(32)が急きょ代役を務めることになった。関係者によると、越岡はその後もけいこには松葉づえをついて参加し、松崎の動きを確認。回復し次第、帝劇のステージに立つ予定だ。

 

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