【ドラニュース】根尾が恩師・野茂さんと再会 中学時代「NOMOジャパン」に2019年2月4日 紙面から
右ふくらはぎの肉離れから復帰を目指す中日ドラフト1位・根尾昂内野手(18)=大阪桐蔭高=が3日、リハビリを進める読谷球場で日米通算201勝を誇る野茂英雄さん(50)との再会を果たした。激励のエールに身を奮い立たせた。また、ドラフト5位・垣越建伸投手(18)=山梨学院高=は野茂さんがブルペン投球を見守ったことで、フォーク習得に意欲をのぞかせた。 日米を席巻した“トルネード”と3年半ぶりの再会だ。練習開始直後、読谷を訪れた野茂さんの元に根尾が駆け寄る。「野茂さんが2日に北谷に来られたことは知っていましたが、きょう来るのは知らなかった。『頑張れよ』と言ってもらいました。お会いできてうれしかったです」。およそ1分程度の短い会話。だが復帰を目指す背番号7には心強いエールだった。 野茂さんは根尾にとって恩師の1人だ。中学3年だった2015年に野茂さんが主催する中学生選抜チーム「NOMOジャパン」に選出され、米遠征を経験した。現地のチームと対戦したり、実際にメジャーの公式戦を観戦。「貴重な経験だった」と振り返る。 総監督として遠征に同行した野茂さんから送られた言葉は今でも心に刻まれている。「進路をしっかり考えて自分の道を進んでいきなさい」。高校進学を控えた15歳は人生としては一つの分岐点。「プロ野球選手になりたい」。覚悟を決めて門をたたいた強豪・大阪桐蔭高で中心選手として3度の全国制覇を成し遂げプロの扉も開いた。その陰には野茂さんの言葉があったのかもしれない。
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