アフィリエイト・サービス・プロバイダ(ASP)レビュー
まずはココでしょ、A8.net
ASP最大手と言えば、A8.netです。
おそらく、アフィリエイターのほとんどが、登録しているだろうと思います。
売りは、何と言っても案件が多いところ。
自分にとってピンと来るような案件を探すのが、「稼ぎの近道」です。
その点では、「まずはA8で案件探しをするのが正解」ということになるでしょう。
また、案件の探しやすさ、報酬確認のしやすさなど、管理画面の使いやすさも、ピカイチです。
「まず自分のアフィリサイトを登録し、案件を探したら、どのサイトで提携するかを選んで申請する」という自然な流れは、当たり前のようでいて、他のASPで実践されていない場合が多いです。
つまり、A8に比べて、提携までの流れがおかしな、操作性の悪いASPがたくさんあるということです。
管理画面の見た目は、かなり素朴な感じですが、じつはそこが良い点でもあります。
視覚効果は派手だけれども、反応が鈍く、ページ移動がスムーズにできないようなASPは、使っていてイライラしてしまうからです。
マイナスポイントとしては、担当者が、あまり構ってくれない印象がある点でしょうか。
筆者のところには、他のASPからは色々な提案の連絡がありますが、A8からは、あまりないようです。
大手で、スーパーアフィリエイターも多数抱えているでしょうから、致し方なしというところもあるのでしょう。
逆に、人によっては、「あまりうるさくなくて良い」という風にも考えるかもしれません。
また、問い合わせをしても無視されるというようなことではないので、大きな問題ではありません。
マイナスポイントがほとんどないため、よほどの天邪鬼でないかぎり、登録しておくべきASPかと思います。
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大量データを扱うなら、バリューコマース
バリューコマースは、日本で最も歴史のあるASPです。
つまり、老舗ですね。
運営をしているバリューコマース㈱は、東証一部上場企業ですから、安心感もあります。
また、ヤフオク、ヤフーショッピング、セブンネットショッピング、WOWOW、じゃらんなど大手の案件が数多くあるところもポイントです。
独占提携のものが多いとのことですから、大手の商品を紹介したいなら、まずは覗いてみる必要があることになるでしょう。
かなり良い点を並べ立てましたが、大きなマイナスポイントがあります。
それは、「管理画面が分かりづらい」というところです。
個人的な感想ですが、使っていると、かなりイライラします。
まず広告スペースを作成し、その中に広告を設定するという仕様になっており、まずもってこの点が、特に初心者には分かりづらいです。
この仕様には、もちろん利点もあります。
サイトを作る際に記載するASP発行のタグが、広告スペースについてのものになるため、広告を変えようとした場合に、スペースに対して割り当てる広告を変えれば足りるからです。
分かりづらいため、たとえ話で説明してみます。
実店舗で、おすすめ商品を売り込むためにポスターを貼っていたとしましょう。
通常は、紹介する商品を変えようとするときには、ポスター自体を貼り替える必要があります。
けれども、これが液晶モニターのうえで表示させるものだったとしたら、どうでしょうか。
その電子ポスターは貼り替える必要がなく、ただ表示させる内容だけを、パソコンなどで設定し直すことになります。
これが、バリューコマースの広告のしくみです。
通常のASPですと、広告を差し替えたい場合には、ホームページ自体の内容を書き換えて、更新作業を行う必要があります。
しかし、バリューコマースの広告スペースを使用している場合には、広告スペースに表示させるべき広告だけを差し替えれば、それで作業が完了する訳です。
このように、広告スペースというのは、とても便利な機能だとも言えるのですが、取っ付きづらいというのは確かです。
ただし、バリューコマースには、1つ特徴的な武器があります。
それは、Mylink(マイリンク)と呼ばれる機能の中にあるものです。
マイリンクというのは、リンク先やリンク画像を自由に設定できる機能のことを言います。
このマイリンクの機能の中には、広告主が売っている商品すべての一覧をダウンロードすることができるサービスがあります。
つまり、個別の商品ページのリンクが取得でき、かつ、それが一括で手に入るということになる訳です。
具体的には、商品名や商品画像のアドレス、アフィリリンクなどについて、扱われている商品すべてのリストが、エクセルなどで開けるCSVファイルの形で入手できることになっています。
操作の方法としては、提携した案件ごとの画面で、「広告タイプ」から、「Mylink」を選び、「Mylinkコードをダウンロードする」をクリックすることで、ダウンロード可能です。
通常のASPは、固定されたページにリンクされるいくつかのテキストや画像が提供されているだけのものがほとんどです。
ですから、仮に、個別の商品を紹介するページを作成しても、リンクから直接その商品のページへ移動してもらうことができません。
しかし、マイリンクのデータを使用すれば、個別商品を宣伝するサイトが比較的簡単に作れることになります。
また、初級程度のプログラミングができる人であれば、商品名、商品説明、アフィリリンクの前後に適宜、文字を挿入していけば、半自動で大規模サイトを作ることも可能です。
若干、マニアックな話になってしまいましたが、筆者が実際に便利に使っていた機能ということで、お知らせしました。
大規模サイトを作ってみたいという方は、実際にどんなデータが提供されているか、ぜひ確認してみてください。