オワコンかと思いきや違うっぽい。いまだに便利な「mixi」を利用する人は多いという実情

日刊サイゾー / 2019年2月3日 18時0分

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 SNSの草分けとして、かつては一大ブームとなった、mixi。かつては、毎日のようにログインしていた人も多かったのではなかろうか。

 だが、今やSNSの主流はTwitterやFacebook、Instagramなどに移行し「ずいぶん前に流行した懐かしい“居場所”」のように思われている。それでも、まだまだ利用者は多いようだ。

 昨年秋に、mixiが実施した利用者アンケートによれば、現在もmixiを利用しているユーザーの中で利用頻度は「毎日」と回答した人が72.0%にもなっている。利用年数は10年以上の回答が57.9%と最多になっており。FacebookやTwitterに移行せず、ずっとmixiを使っているという人が多いようだ。

 現在もmixiの更新を欠かさない人に話を聞くと、まず挙げるのは、ほかのSNSに移行するのが面倒くさいという点。TwitterはもとよりFacebookに移行するにしても、これまで記してきた「日記」を転記していくには時間も労力もかかる。そのため、mixiを継続しているというユーザーは多い。

「ずっと更新しているから、欠かさず読みに来たり、コメントしてくれる人はいます。いまさら、新しい出会いを増やしたいわけではありませんし、知り合い同士の生存確認の場になっているんじゃないかと思います。Facebookは、なんか自慢げに書かないといけないイメージがあるので苦手ですね……」(10年以上「日記」を書いているユーザー)

 さらに、趣味の情報交換の場として、いまだmixiは、ほかのSNSよりも優れているという意見も。

「特定のテーマでコミュニティを作る機能があるから便利です。Facebookページよりも、
気軽に使える気がします。Twitterなんて、キーワードで検索して、似た趣味の人を探してフォローとかしないといけないけど、なんか面倒じゃないですか?」(同)

 ネットでmixiが話題になると、ふと思い出したように放置している自分のアカウントにログインする人もいるだろう。でも、放置されたままの自分のページは、なんであんなに黒歴史感があるんだろうな。
(文=大居候)

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