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twitterだけに色々と書くのもアレなので、こちらにもブログとしていろいろ書くことにします。
寄付等について
2019/02/03
先日日帰りでモロさんの第二回公判を傍聴しに行った時の会計をまとめていたのですが、代理で傍聴のメモを取ってきて貰っている知人に出しているバイト代等を含めると、(18歳の金銭事情からすると)それなりにお金が掛かっており、(お年玉を頂いた直後でありますので)払いきれない訳では無いのですが、安いPCを組めてしまう程の値段になっているのは驚きました。(参考)
ですのでたまに頂くご支援の言葉をありがたく頂こうと思います。詳細はこちらまで。
ただし、他のケースで寄付を受け付けておられない方もおられますので、寄付をしていただいた金額が今回の件で利用した金額を超えない様にし、その時点で以降の寄付は受け付けない事にします。
この他当日Coinhiveに関する裁判を傍聴された方で、傍聴記録の修正を手伝ってくれる方も大歓迎です。
質問箱始めました
2019/02/03
他人に質問をする系のサービスって2,3年おきに生まれてはあまり長生きせず消えていきますよね。
閑話休題。
今悪い意味で話題の某サービスの様な、質問を気軽に投げられるサービスを利用したいなーと検討しましたが、出来るだけ外部のサービスにtwitterアカウントを連携させたくなかったので、Google Formsで代用することにしました。
Coinhiveの件や私に関する質問・感想、記事への感想等を頂けたら嬉しいです。
質問・感想箱はこちら
ねとらぼの記事公開について
2019/02/03
記事公開から4日遅れましてのブログですが、ねとらぼさんから、「なぜコインハイブ『だけ』が標的に 警察の強引な捜査、受験前に検挙された少年が語る法の未整備への不満」という、私のCoinhiveでの捜査に関しての記事が掲載されました。Yahooニュースのトピックス入りをするなど、おかげ様で大きな反響を得る事ができました。
@coinhiveuser の中の人のケースが、少年事件だと分かる様なことは今まで一切表に出していなかったので、驚かれた方も多いかと思います。
kikka記者と連絡を取り始めたのはずいぶん前で、昨年夏辺りでした。
昨年春にねとらぼが漫画村を追った記事(1,2)を出していたのを読んで、ネットニュースでここまで凄い良い記事を出す人もいるのだなぁ と、名前を軽くだけ覚えており、こういう形でCoinhiveの件を扱って貰えないだろうか と思い連絡を取ったのがきっかけです。
ただ当時はまだ捜査を受けている途中で、何か下手な事をしたら面倒なことになるかもしれないという不安、少年事件というCoinhiveの捜査でもレアなケースを今出してしまって大丈夫なのか、それとまだモロさんの裁判は日程すら決まっておらず、5月に一度盛り上がったCoinhiveの捜査の件を記事にしてもらうには早すぎる という事から、しばらく見送りにしていました。
それから半年近くが経って、審判不開始と決まった少し後、これで気兼ねなく話せる様になると再度連絡を取り、こちらの上京時に一度直接お会いして取材をして頂いたという感じです。
色々と話す事には不安が残っていましたが、一事不再理、一度結論が決まった物はこれ以上変わりませんので、大丈夫だろうと信じての取材でした。
正直捜査や聴取の事はあまり思い出したく無いですし、半年以上前の出来事なので記憶が曖昧な部分もあるのですが、当時聴取から帰った後書いたメモ等が頼りになりました。また確かこうであったがどうしてもよく思い出せない部分があるといったものに関しては、思い切って削って頂いたりもしました。
また記事のタイトルが少し過激かもしれませんが、そこは私側が納得して妥協した点の一つです。どんなに良い記事を書いたとしても、タイトルに惹かれず中身を見て貰えなければ意味がありませんし、あちら側もPVを稼がないといけません。
その代わり中身は直前まで修正させて頂きました。Coinhiveについての一連の出来事、流れをよく知らない読者にも分かってもらえるよう、年表や説明の注釈等をつけたり、混乱の無い様な言い換えをしました。
その結果か、読みやすい, よくまとまっている等の感想を頂くことができ、長いので読みづらくなっていないか心配していましたがほっとすることが出来ました。
少年事件ならではの問題点についても書いて頂きました。これは他に捜査を受けた人らでは書けない部分であり、また考えてほしいと思った点の一つで、
「少年事件ではそれが罪であるかどうか分からないうちから反省が求められることが多いということ、少年に対しては略式起訴や起訴猶予というものが存在せず家庭裁判所での審判をするしかないということ、家庭裁判所での審判ではあくまで反省と更生がメインとなってしまうという点が問題」と書きましたが、これは今回の捜査で私が実感した事です。
取調時も、
「まだ若いのだから、反省すればやり直せる」
「感覚が変だからそれを自覚して直した方が良い」
(モロさん同様、*がCoinhiveに遭遇したらどう思うか という質問を受け、サイト運営者の収益になるのだから特にどうも思わないです…という様な事を返した際、それの返事として)
*: 親か自分であったはずだが、どちらであったかは覚えていない。
という様な言葉を受けましたが、一体「Coinhiveを試した」という点から一体何をやり直すというのか、何が変わるのかあまりよく分かりません。
警察署で求められた反省は、どちらかと言うと目的が反省という感じがしましたが、裁判所で求められた反省は、今回の件を反省してこの様に改善する という、良い方向に持っていく為の反省と言うのが少し明確だった気がします。
そうだと言い切れる訳ではありませんが、少なくとも私にはその様に見えました。
あまり詳しくは話しませんが、私が裁判所で反省の末の改善点として約束した点の1つは、情報に関する法律の学習を続ける事です。ですのである意味、この様な活動を行っているのもその通りと言えるのかもしれません。
私の現在のスタンスは、
「Coinhiveの捜査の件全体は問題になって問題提起されて欲しいが、受験などもある為、自分の件については妥協する。また法律の問題点については声を上げ、Coinhiveの捜査全体の記録を残す」
という感じで、これは過去の聴取や面談との矛盾を起こさない物です。
Coinhiveの件に関しての記録を残し公開するという目的と、曖昧な法律に対して文句を言いたい点、Coinhiveの件全体に対して言いたい点があり活動をしていますが、自分の件に対して警察・裁判所に対して怒っている訳では無いのでそこはお間違いなきよう(怒った所で起こった事は何も変わりませんし)。
最後に記事の感想で、ありがたい事に私の受験を心配していた方もおられましたのでご報告を。
本来前期での受験をする計画でしたが、その前に保険代わりで受けた他方式での入試の合格通知を先日頂きましたので、無事来年度から某国立大生になれそうです。
本来は前期での受験をメインに考えていましたが、他の入試方式を検討したのはある意味受験の計画が狂った捜査のお陰かもしれず、微妙な気持ちもありますが、現在は悠々自適な情報学習生活が送れています。春にはセキスペを受験する予定です。
とにかく、私に関しての記事を読んで頂きありがとうございました。
また時間があれば記事内で言い・書ききれなかった点などをBlogの形でまとめたいと思いますのでご期待下さい。
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