働き方 日記

ブログを渡り歩く理由

投稿日:

しょっぱい…10年間も何をやってたんだ!

ブログってなに?

日記だったり、コラムだったり、自分が書きたいことを好きに書いて、形に残すこと。

僕にとってのブログとはなんだったのか。

20年前 16歳

読者モデルにスカウトされて、タレント業をかじり始めた頃。
→仕事でアメリカに通う親戚から、「Twitterをやった方がいいよ、ブログは終わったから」と言われる。なんのことやら。

15年前 21歳

大学に行ってたものの就職せずに、自分の道はコレだとモデル事務所に入って順風満帆な芸能生活を始められると思いきや、普通に仕事ない。アルバイトの鬼。
→この時点あたりからブログを始める。タレントはブログを書かなくちゃ、ってムードがあった。
→当時、執筆で稼ぐという発想があればやることは変わっていたはず。全然気付かなかった(笑)

10年前 26歳

レギュラーの番組があって、なんとかなってるものの、将来は暗い。
→この時点で気付いておくべきだった。アメブロの芸能人ブログをやってギャラが支払われるのは、あくまでトップ芸能人だけだと。この時からYouTubeやソーシャルメディアに力を入れておくべきだった。まさかテレビや新聞といったメディアの帝国が陥落するとは思っていなかった。とりあえず惰性でブログを書いておく生活。
→もしもこの時点からでもブログに注力していれば、運営歴10年、記事数も数千といった、強力なアーカイブが生まれていたはず。気付いてくれ(笑)

5年前 31歳

趣味だったバイクが仕事になって、モータージャーナリスト商売が軌道に乗る。
→この時点でもメディア商売が急激に減衰していくとは思っていなかった。よく分からず、まだまだ徒然とブログを書いてる。
→純粋に執筆力か、お役立ち記事を書く企画力かを身につけようという意識だけでもあったならば…。

2018年8月頃 36歳

「芸能界とか事務所とかメディアとか言ってる場合じゃねー!!ガタガタじゃねーか!!」
→Google AdSenseのおかげで、読者/視聴者などのエンドユーザーのアクションによってGoogleからギャラが支払われる。
→YouTubeだけじゃなくて、ブログにも稼いでもらおう、と思い始める。で、行動に移した。

タレント商売の仕方

広告に出演することが主な収入源なのは昔も今もこれからも変わらないはずなんだけど、ちょっとだけその仕組みが変わってきてるんですね。

何かを売りたい企業が、広告代理店やメディアにお金を払う、タレントは広告代理店やメディアから呼ばれてギャラを支払われる。

個人がGoogleという魔法の力を借りると、広告代理店兼メディア兼タレントになれちゃうんですね。夢のワンストップ。これは働きやすいですよ、思惑が伝言ゲームで変わっていくことが面倒ですし、企業と個人が直接リンクした時の効率とスピードがなければ、むしろ今の時代に合った広告はできないと思うんです。ターゲットがマスなのか、ニッチやパーソナルなのかで変わりますが、対象がニッチでパーソナルであればあるほど結局それがマスになる気がしてますし。

そんなわけで、タレント修行がしやすい平等な時代になったと思うんです。選ばれた人しかなれないのがかつてのアイドル、自分からなるのが今のアイドル。必ず各時代に合った形があって、往往にして交互に繰り返すと思いますが、今は成長の過程がコンテンツとして成立しますから、後ろ盾なしでも自力で立ち上がるインスタグラマー・ユーチューバー・ブロガーのプロフェッショナルが毎日登場するわけです。

 

以前、モデル仕事の配分が多かった時はよく聞かれました、「どうしたらモデルになれますか?」って。
僕が先輩から言われた言葉をそのまま伝えていました、「表参道を歩いてスカウトされればなれる」と。

これは選ばれるパターンを待つ場合のやり方で、正攻法だと思います。

ところが今は「私はモデルになる!」という過程をゼロから配信してそこにファンが生まれれば、この裏ルートが正攻法を超えることもできるんです。

 

作品はひとに見られて初めて作品になりますから、いつかは個展を開いて…と言って何もしないのはもったいないですよね。YouTubeでもTwitterでも、毎日発表会を開催することはできますから、そこで発表して損をすることはありませんよね、まずは発表しちゃえばいいと思うんです。その過程で気付いてもらえて、磨かれていくことになると思いますよ。

 

僕の場合、事務所がオーディションを取ってきてくれるのを待つ生活がつらくて、企業と直接仕事ができる方法を模索しました。まだまだ探り探りですが、YouTubeはどの歴代マネージャーよりも働いてくれます。365D24Hで宣伝活動を続けてくれます。書類出しや連絡の仲介、これはマネージャーじゃなくてもいいということです、ひとの力を借りたいのは、もっと後のステップです。これは想定外でしたが、マネージャーとの仕事の仕方を間違えてきた、ということもGoogleは教えてくれたんですね。

で、ブログですよ。

もっとしっかりやっておけばよかった…なぜならGoogle AdSenseがあるのだから…(100円ライター特有の締め方、笑)

いま、ブログを作り直してる理由

アメブロの公式ブログがどれだけのページビュー数を叩き出しても、僕には一銭も入りません。ギャラ(生活資金・活動資金)にならないのであれば仕事じゃないですよね、なんで10年もやってきちゃったんだろう(笑)

この数百の記事が、アクセス解析を見ながら書いた、誰かのために書いた記事だとしたら…どれだけ僕のブログ力が鍛えられて、しかもどれほどの収益を上げられていたことか。想像するとちょっとクラッとします。

だけど、やり直すのは簡単です。いまやり直してます。

お題を与えられて、インプレ原稿を書くことはできますが、自分の文章を書く力がありません。自分の話を喋る技術は訓練をしただけの技術がありますが、書いて伝える技術は全然ない、ホント全然ない、どうしよう(笑)

 

この大半の記事は、きっと誰の役にも立たないネットの大海を漂うチリのようなものですが、バイクのカスタム話だったり経験談だったりというのはやっぱりPV数が伴うんですね、ファンの方からの反応をいただけることも多いです。そういう記事を10年間書いていたら、もっと立派な人間になれていたように思います。

10年という長い時間ですから、どんなことでも真面目に続けてさえいれば、人格形成に大きな影響を及ぼしていたでしょうね。

 

とりあえず、YouTubeを毎日更新して一年半くらい。利益を機材に投資してカメラやマイクがアップグレードされて、また新しい利益が生まれます、そして僕はトークの練習が捗ります。きっとトーク技術を教えてくれる学校に行くのが上達の近道だと思うのですが、一年半の間、動画の数にして500本以上、その分だけ練習をしたので、「学校に行って勉強した気になってしまう」ダメな僕には実地が効果的でした、たぶん。

そんな風にして、この公式サイトこそ10年は運営して何か形にしたい、そう思っています。まずは優良コンテンツを蓄積して、誰かの役に立って、一年以内に事業として見なせるように収益化します。この練習と最終的な収益によってまた新しいことに投資にできるはずですから、もっとも誠実な積み立てになると信じています。

YouTubeやブログが素晴らしい理由

誰でもGoogle AdSenseを使えば、誰でも広告収益を得られるということです。

もしかしたら、お小遣い稼ぎになるかもしれないし、脱サラする手段になるかもしれないし。
誰でも始められて、仮に損をしてもそこにかけた自分の時間くらい、それだけです。

やってみて損はしない、とは言いません。

何せ失敗すれば時間を失うし、僕のようなタレントやプロフェッショナルが一気にソーシャルメディアに漂流してきている時代ですから、アマチュアに対して強力なライバルがウジャウジャいますから。でもクリエイティブは発想が勝負だから、誰にでもチャンスはあると思うんです。

僕のライバルは、世界トップクラスのアスリート、なんたら文学賞の執筆家先生、そういう層ではありません。好きを原動力にしてどれだけでも動ける、無尽蔵なエネルギーをもつマニアたちです。オタクじゃなきゃ商売が成立しない時代、そうなって欲しいと思って、ハッパをかけています。

”やらされてる”が”好き”には勝てなくなる時代、それが今ではないでしょうかね。僕の子供にはそういうことを教えて、”好き”で稼ぐための手段や方法を教えてあげようと思います。普通に勉強が大事だから、勉強を見てあげなくちゃ…わかるかな…。

 

練習は数、質も大事だけど、質は積み重ねられた数の上に生まれるものですから、まずは数。

 

今年はどれだけサーキットに行けるかな。練習したい。そんな話も書いて残したいですね。

-働き方, 日記

:)
S