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デスマーチからはじまる異世界狂想曲( web版 ) 作者:愛七ひろ

最終章

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17-1.挙式

 サトゥーです。式典に付きもののお偉いさんのスピーチはどうしてあんなに長いのでしょうね。学生の頃は居眠りを堪えるのが大変だった記憶があります。





『ご主人様ー!』


 眷属通信から届いたアリサの賑やかな声が、研究に没頭していたオレの意識を浮上させる。


『こっちの準備が終わったわ。そろそろ式典会場に来て』

「分かった――すぐ行くよ」


 オレは進めていた研究データを保存しつつ、腰を上げる。

 その間が悪かったのか――。


『もしかして、あの黒髪の男の正体を悩んでるの?』


 ――アリサを心配させてしまったようだ。


 アリサが言う「黒髪の男」というのは、サガ帝国の帝都に現れて魔神の封印解除を阻止した謎の男の事だろう。


「いや、そんな事はないよ」


 正体不明な点は気になるけど、魔神復活なんてクライシスな事態を阻止してくれた相手だし、それほど危険視はしていない。

 たぶんだけど、神様関係――眷属や使徒のたぐいじゃないかと思う。


『そう?』


 アリサは神授の「能力鑑定(ステータス・チェック)」で相手の能力が見えなかった事や、正面から男を見たはずの獣娘達が、男の顔を認識できていなかった事を気にしているようだ。

 前者は、アリサやリザに装備させている「盗神の装具」と同等のアイテムを男が装備していたんじゃないかと思う。


「王城の控え室に直接転移するのはまずそうだね」

『うん、ひっきりなしに人が出入りしているから、一度ミトの部屋か王都のペンドラゴン邸を経由してきて』


 王城にあるヒカルの部屋も多くの次女やメイドがいるから、素直にペンドラゴン邸経由で向かうとしよう。


 ――おや?


 おめかしが終わったアリサ達を空間魔法の「遠見(クレアボヤンス)」で見ようとしたところ、アリサが張ったらしき空間阻害フィールドを感じた。


 強引に突破する事は可能だが、わざわざ無粋なマネをする必要もない。

 着替え中かもしれないしね。


 オレは孤島宮殿からペンドラゴン邸へとユニット配置で移動した。





「伯爵様! お急ぎください」


 転移室から出ると、王都邸付きのメイドがオレを急かす。

 一応、早着替えスキルの助けを借りて、式典用の礼服に着替えておいたのだが、アリサ達の衣装に合わせてあるという白い礼服へと着替えさせられる事になった。


 なんだか新郎が着るような礼服だ。


「化粧までするのかい?」

「はい、式典会場は広うございますから」


 劇場に出演するわけでもないんだから、濃い化粧は固辞しておく。


 今日の式典は大陸各地での活躍について国王からお褒めの言葉を受けつつ、魔王殺しの件で許可を貰っていた「私設騎士団」の結成式を行う流れになっている。

 オレとしては私設騎士団には興味がなかったのだが、大陸各所で活躍した結果、国内外から仲間達への勧誘が異様に増えたため、アリサやヒカルの勧めもあって、防波堤代わりに結成する事にしたのだ。


 そんな結成理由なので、メンバーは孤島宮殿のメンバーを中心に、アリサとリザが厳選した少数精鋭で行く。

 もちろん、新規メンバーの応募が殺到しそうなので、「セリビーラの迷宮で『|階層の主≪フロア・マスター≫』を犠牲無しに・・・・・討伐する」事を応募資格にしておいた。

 この条件なら多くても年に二組くらいしか応募できないからね。


「閣下、応接間にお客様が――」


 最近雇ったばかりの執事が、そう言ってオレを応接間へと案内する。

 今日は来客の予定がなかったのに、と思いつつマップで確認したら意外な人物がいた。


「ソルトリック殿下、お待たせして申し訳ありません」

「構わぬ。所用の帰りに寄っただけだ」


 シガ王国の王太子であるソルトリック第一王子は気さくに答えて立ち上がる。

 今日の従者は近衛騎士のボダン氏だけらしい――いや、外には王子の護衛らしき二十騎ほどの近衛騎士達が待っていた。


「これから城に行くのだろう? たまには友人同士、共に行こう」


 特に断る話でもないので笑顔で承諾し、外に待っていた王家の馬車に乗り込む。

 この馬車は王都をパレードする為に作られたオープンタイプの馬車で、暗殺防止用の強力な魔法障壁を発生させる魔法装置が付いている。


 ペンドラゴン邸の周りは「魔王殺し」の一件以来、多くの人々が見物に集まっているので、万が一を考えて手配してくれたに違いない。

 普通の方法でオレを傷つけられる暴漢がいるとは思えないが、ソルトリック第一王子の気遣いは素直に嬉しい。


「ペンドラゴン閣下だ!」

「魔王殺し、ばんざーい!」

「伯爵様ー! 私も娶ってー!」

「ペンドラゴン閣下と七勇士に栄光あれ!」


 馬車が正門に近付くと、屋敷の外にいた群衆が口々にオレの名を呼び喝采を上げる。

 今日はいつもより人が多いようだ。


 ――ん?


 人混みに飲まれて見えなくなったが、知り合いに似た誰かの姿があった。

 あれは確か――東方小国群で見かけた雪国の服装――思い出した。キウォーク王国の淡雪姫に似ていたんだ。

 でも、雪深いキウォーク王国の王女がこんな場所まで来るはずがないし、彼女のトレードマークでもある目立つ超巨大ハンマーも見当たらなかったし別人だろう。


「ペンドラゴン卿」


 一応マップ検索してみようかなと思ったところで、ソルトリック第一王子が話しかけてきた。

 オレはメニューを閉じて王子の方を向く。


「私設騎士団設立を行うという事は軍事に興味が出てきたと考えて良いのか?」

「いえ、そういう訳では――」


 私設騎士団の結成が仲間達の虫除けであるという理由を続ける。


「貴公らしいというか……」


 オレの語った理由がお気に召さなかったのか、ソルトリック第一王子が額に指を当てて何やらぶつぶつ呟いている。

 やがて、彼の中で折り合いが付いたのか、「まあ、いい。それが貴公だ」と半ば達観した顔で告げた。


「貴公が軍関係に興味を持ったのならば、私の治世で元帥に就任せぬかと勧誘したかったのだが……残念だ」


 ――元帥?


 こっちの世界でも元帥なんて位があるとは思わなかった。


「申し訳ございません」

「謝る必要はない。国王以外に命ずる者もなく、任務範囲が王祖――勇者ナナシ殿の補助と災害支援だと聞いても変わらぬか?」

「はい。私は軍務経験もありませんし、元帥位は将軍方の中からしかるべき方をお選びください」


 オレを買ってくれるのは嬉しいけど、シガ王国の軍関係に組み込まれるのは遠慮したい。


「そうだな。今の話は忘れてくれ――」


 現国王からオレへの勧誘が禁止されているせいか、積極的な勧誘をする気はないようだ。

 彼が国王の地位を継いでも同じスタンスのままでいてくれる事を願いたい。





「さてと、式典の予定は、っと――」


 式典会場でソルトリック第一王子と別れたオレは、控え室でストレージから取り出したアリサ直筆の式典スケジュールを眺めていた。


 こういった式典にありがちな、お偉いさんの挨拶が多い。


「サトゥー様、襟飾りが少しずれております」


 部屋付きの侍女に指摘されたので、オレは手に持っていたスケジュール表を(・・・・・・・・)机の上に置いて(・・・・・・・)襟に手を伸ばす。


「私が直しますので、サトゥー様はそのままで――」


 耳元で囁くように告げた侍女が、優しい手付きでオレの襟を触る。

 妙に距離が近い。豊かな胸部を押しつけてくるのはサービス旺盛で嬉しいが、アリサ達に見つかると怒られるので、鼻の下が伸びないように注意しよう。


「閣下、式典が始まりますのでお越しください」


 進行係の青年文官が呼びに来たので、オレは侍女に礼を言って控え室を出る。


 式典ステージの舞台袖に行くと、司会の青年がオレを見て目を輝かせた。


「幾多の魔物を屠ったミスリルの探索者にして、ペンドラゴン七勇姿を率いる魔王殺し! ペンドラゴン伯爵閣下のご入場です!」


 やたら気合いの入った司会の言葉に導かれるように式典のステージに登ると、会場から割れんばかりの拍手が起こった。

 耳が痛いほど盛大な拍手だ。


 それもそのはず、広い会場を埋め尽くすほどの人々だけでなく、近くの建物の窓や屋上からも、式典を見物する人達が鈴なりになっている。


 ――おや?


 周囲を見回して気付いた。


 レーダーに映っているのに、アリサ達が会場にいない。

 マップで確認すると、アリサ達はステージの下にある控え室で待機していると分かった。


 そういえばスケジュールに書いてあったっけ――。


 オレはメニューの閲覧機能を使って、ストレージにある(・・・・・・・・)スケジュール表を(・・・・・・・・)確認する。


 アリサ達の登場は私設騎士団結成の発表と同時らしい。

 なんでも、昭和の歌手みたいに舞台下の奈落からリフトアップして登場するようだ。


 言うまでもなくアリサの発案だろう。


「――ペンドラゴン伯爵の功績にシガ王国蒼花勲章を授ける」


 余計な事を考えている内に国王の言葉が終わっていた。

 後からヒカルに教えて貰ったのだが、聞き覚えのないこの勲章は災害救助や平和活動を行った者に授与されるモノらしい。


 オレは貴族の礼をして勲章を授与され、式典は騎士団の結成式へと移る。


 ジャジャジャジャーンという結婚式のような(・・・・・・・)BGMと共にステージ中央の床が開き、階下の奈落から昇降機がリフトアップしてくる。


 ――げっ。


 花嫁さんがいっぱいだ。


 いや、よく見ると、ウェディングドレス風にアレンジした鎧だ。


「ペンドラゴン伯爵の私設騎士団『ブライダル・ナイツ』の入場です! 皆様、拍手でお出迎えください!」


 司会が叫ぶと同時に、会場から割れんばかりの拍手が聞こえてくる。


 ブライダル・ナイツ――結婚式騎士団? いや、花嫁騎士団とでも言いたいに違いない。

 英語名なので騎士団名の意味は、シガ王国の人達には通じていないと思うけど、遠目にはウェディングドレスにしか見えない装備なので、おおよその意味は通じていそうな気もする。


『――アリサ』


 空間魔法の阻害結界がそのままだったんで、眷属通信でアリサを呼び出す。


『えへへ~、可愛いでしょ? 惚れ直した?』


 怒られるとは欠片も思っていない感じだ。

 その屈託のない笑顔に毒気を抜かれ、文句を言う気も失せてしまった。


『ねぇ、感想は~? 抱きしめたいとか、押し倒したいとかないの?』


 似合っているし、可愛いのは事実なので、『うん、可愛い装備だ』と答えておく。


『えー、装備だけ~? もっと素直に褒めてよー』


 アリサの言葉をスルーして、オレは仲間達を見回す。


 アリサを先頭に、ヒカルを含めた黄金鎧チーム、ゼナさんやセーラ、カリナ嬢、システィーナ王女、シロ、クロウといった白銀鎧チームは予想していたのだが、ブライトン市で太守代理を務めているはずのリナ・エムリン子爵令嬢やルモォーク王国のメネア王女、さらにはカリナ嬢の侍女ピナや護衛メイドをしているはずのエリーナと新人ちゃんなんかもお揃いのドレスアーマーを装備して整列している。


 さすがに、エチゴヤ商会の面々や孤島宮殿の家妖精ブラウニー達までが参列しているわけでは――。


 ――え?


 列の最後尾で人垣に隠れながら、恥ずかしそうに手を振る美女に目が釘付けになった。


「アーゼさん!!」


 思わず大声になってしまった。


 そこにいたのはボルエナンの森のハイエルフ、愛しのアーゼさんだったのだ。


「さすがはペンドラゴン伯爵! 目敏い閣下が先にバラしてしまわれましたが、ブライダル・ナイツ特別顧問として、神秘のベールに隠されていたボルエナンの森の聖樹様――ハイエルフのアイアリーゼ様が就任されております!!」


 司会がそう発言すると、今まで以上に大きなざわめきが式典会場を満たした。

 普通のエルフでも珍しいのに、世界樹の傍から離れないはずのハイエルフが目の前にいるのだから、驚愕するのも無理はない。


『どうしてアーゼさんがここに?』


 アリサの空間魔法の阻害結界を解除してアーゼさんに問いかける。


『アリサちゃんが呼んでくれたの。合同結――』

『結成式だから、アーゼたんを仲間ハズレにできないと思ったのよ!』


 アーゼさんの言葉を遮って、アリサが割り込んできた。


『ほう? あくまで騎士団の結成式だと?』

『も、もっちのロンよ!』

『合同結婚式じゃないんだね?』

『う、うん……それは、まあ、なんと言いますか……』

『合同結婚式じゃなかったらいいよ』


 アーゼさんと結婚式を挙げるのは心惹かれるけど、なし崩しに何十人も嫁に貰うのはちょっと違うと思う。

 ここは心を鬼にして、騎士団結成式典というていで頑張ろうと思う。


 国王による騎士団結成承認の儀式を終えたオレ達は、王族の結婚パレードもかくやという派手な騎士団パレードを行った。





「楽しかったわ。アリサちゃん、誘ってくれてありがとう」


 パレードを終えたアーゼさんが、そう言ってアイテムボックスから杖を取り出す。


「もう帰るんですか?」

「ええ、あまりボルエナンの世界樹から離れているわけにもいかないから」


 ベリウナン氏族のサイサリーゼさんに留守番を頼んでいるそうだ。


「なら送りましょう」

「ありがとう、サトゥー。皆、またね――」


 オレはアーゼさんの手を取って、ユニット配置でボルエナンの森へと送る。


「サトゥー、言い忘れていたけど『神の試練』達成おめでとう」


 樹家でアーゼさんが祝福の言葉をくれた。


「神の世界に行くなら――」


 アーゼさんのプラチナブロンドの髪がふわりと舞う。


『――自らの身体に注意せよ』


 淡い薄桃色の髪(・・・・・・・)を手でなでつけながら、アーゼさんとも亜神アーゼさんと違う瞳でオレを見る。


『狭間の空間に己の身体を置いていくな。かならず自分の手荷物に入れて運ぶのじゃ』

「君は――」


 誰かと問う前に、濃い緑色の髪(・・・・・・)をしたアーゼさんが手をこちらに伸ばして顔を寄せる。


『もう少しじゃ、イチロー』


 視界の隅に藍色の髪(・・・・)が揺れるのが見えた。

 言葉を言い終えると同時に、アーゼさんの唇がオレの口を塞いだ。


 唇が触れ合うと同時に、圧縮された無数の知識が脳裏に届く。

 永遠とも刹那とも思える時が過ぎ、ゆっくりとアーゼさんの顔が離れる。


『もう少しじゃ』


 アーゼさんの髪が元のプラチナブロンドへと戻っていく。

 オレは力を失って倒れるアーゼさんを抱え、先ほど届いたメッセージを紐解いていく。


 高次に位置する神の(その)は慣れぬ者にとっては魂を霧散させる危険を孕んでおり、その悪影響を最小限に留めるためのコツや加護のようなモノを、先ほどのキス経由でオレに与えてくれたようだ。


「――サトゥー?」

「アーゼさん、気分はいかがですか?」


 アーゼさんは一連の出来事を記憶していなかったが、髪色が次々変わる現象はアンノウンな謎幼女に憑依されていたからに違いない。


 警告してくれるのは非常に嬉しいが、アーゼさんの身体を勝手に使うのは金輪際止めてほしいものだ。

 せっかくのアーゼさんとのキスも、本人の意思がないのでは意味がないからね。


 巫女ルーアさんにアーゼさんを預け、オレは王都へとユニット配置で帰還した。





「ご主人様! 愛しのアリサちゃん直筆のスケジュール表を放置するなんて――」


 国王主催の園遊会が開かれている式典会場に戻ると、スケジュール表を片手にアリサが詰め寄ってきた。


「ああ、悪い悪い――」


 そう謝りながらストレージ内に、スケジュール表があるのを見つけた。


「――オレのならここにあるぞ?」

「ほへ?」


 オレはストレージから取り出したスケジュール表をアリサに渡す。


「あら、ホントだ。衣装係の子が控え室に置き忘れていたって言ってたから、てっきりご主人様のだと勘違いしてたわ」


「めんご、めんご」と昭和なフレーズで謝るアリサに手を引かれ、オレは園遊会へと連れて行かれた。


「ご主人様~?」

「ご主人様、こっちなのです! 牛さんの丸焼きがまっているのですよ!」


 太い串で貫かれたオーミィ牛の丸焼きが調理されている場所で、花嫁さん風のドレスアーマーを着たタマとポチがぴょんぴょん飛び跳ねてオレを呼ぶ。


 私設騎士団結成の式典を、合同結婚式風に装った事について文句を言うのは孤島宮殿に帰ってからでいいだろう。

 今日はとりあえず園遊会を楽しむとしよう。

※次回更新は2/10(日)の予定です。


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