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ライチョウ、3月15日から一般公開 市立大町山岳博物館

3月15日から公開されるニホンライチョウ=大町市立大町山岳博物館で(同館提供)

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 大町市の市立大町山岳博物館は、人工飼育する国の特別天然記念物ニホンライチョウ六羽を、三月十五日から一般に公開する。県外で飼育する四施設も足並みをそろえる。保護増殖事業に取り組む環境省が一日に発表した。

 六羽は雄二羽、雌四羽。二〇一六年六月に北アルプス乗鞍岳で採取した卵を元に繁殖させた。

 公開する飼育スペースは約十一平方メートルで、今飼育している約六平方メートルより広い。ストレスを和らげ、より自然な行動をとらせる効果が期待される。山間地のように床が傾いており、壁には北ア蓮華岳の写真が張られた。ガラス越しに観察できる。

公開に使われるガラス張りの飼育スペース=大町市立大町山岳博物館で(同館提供)

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 公開時間は原則、午前十一時~午後三時。六羽は、今は冬の白い毛に覆われているが、公開時は夏毛が生え始めた姿になるという。

 大町山岳博物館の担当者は「ニホンライチョウの現状や保全の取り組みについて理解してもらうきっかけにしたい」と語った。

 他に公開する四施設は上野動物園(東京)、富山市ファミリーパーク、那須どうぶつ王国(栃木県)、いしかわ動物園(石川県)

 (林啓太)

 

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