静岡上空クルッと旋回 湖西にコウノトリ
国の特別天然記念物コウノトリが二日午後二時すぎ、湖西市新居町内山の上空に飛来し、近くの前田裕二さん(79)が撮影に成功した。 野外で生息するコウノトリは現在国内に百四十二羽とされ、前田さんは散歩のたびにカメラを持って、飛来するのを狙っていた。撮影時は、上空を一度旋回して東へ飛び去ったという。 保護や繁殖などに取り組む兵庫県立コウノトリの郷公園(豊岡市)によると、飛んでいる状態では各個体に付けられた足環(あしわ)の確認はできないが、前田さんが撮った写真の姿からコウノトリとみられるという。担当者は「羽を休めているコウノトリを見つけたら、百五十メートルほど離れて観察してほしい」と呼びかけている。 前田さんは「思った以上に大きかった。慌ててシャッターを切った」と話した。昨年十一月には浜松市北区細江町気賀の浜名湖岸近くで、同市内では約二年三カ月ぶりにコウノトリの雌が確認されている。 (野村由美子) 今、あなたにオススメ Recommended by PR情報 | |
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