A代表とU-22世代の五輪代表を兼任して指揮する森保監督はアジア杯後、難度の高い2つのチームづくりに本格的に挑むことになる。
A代表は6月に南米選手権(ブラジル)、9月からはW杯カタール大会アジア予選が控え、U-22代表は3月にU-23アジア選手権予選(ミャンマー)、6月にはトゥーロン国際(フランス)があり、強化スケジュールはほぼ重なってくる。
「世代間の融合」を掲げる森保監督は20歳の冨安、堂安らを見いだし、A代表に積極登用することで兼任指揮のメリットを最大限、活用したい考え。一方で、五輪本番の前年となるU-22代表の現場指揮は限られ、森保監督は「スタッフの目を信じ、情報共有しながら進めていく」と説明している。
協会側のサポート体制、強化日程の調整など、乗り越えるべきハードルは少なくはない。