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【プロ野球】

1万キロ離れても… 輝星、LINEで指揮官にアピールだ

2019年2月2日 紙面から

 日本ハムのドラフト1位・吉田輝星投手(18)=秋田・金足農=が1日、沖縄・国頭でのキャンプをスタートさせた。軽めのメニューで初体験のキャンプの初日を終えた吉田輝は2日にブルペンへ入る予定。米国で映像をチェックする栗山監督への猛アピールが始まる。

 1万キロ離れた指揮官にも、直球の威力は瞬時に届く。吉田輝らが投げる映像は、すぐさま米アリゾナ州でキャンプインした栗山監督のスマホに送られ、指揮官のチェックを受ける。栗山監督は「LINEで映像はチェックできる。ここ(米国)にいる選手も向こう(国頭)にいる選手も関係ない」と目を光らせている。

 そういう状況を踏まえ、吉田輝は「何をやっているか、周りが見えるようにやりたい。毎日進化していけるようにしたい」と、良くなっていく過程を海の向こうにも見せていくつもりだ。

 この日はキャッチボールや守備などをこなした。「初日は焦らないでゆっくりやって良いということだった。居残り練習は慣れてからやろうかなと」。初のブルペン入りを翌日に控え、「暖かいし、強く投げられれば。まずは高めに抜けても良いので、しっかりしたフォームで投げたい。繰り返すことで3、4回目にはコントロールも定まってくる」と意気込んだ。

 32社、182人の報道陣と約200人のファンが見守る中でもリラックスした表情で汗を流し、翌日に備え午後3時前には宿舎へ引き上げた。背中にはピカピカの18番。「カッコイイ番号だし、それに見合うように活躍したい」。輝星のキャンプが始まった。 (土屋善文)

 

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