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【プロ野球】

村上、19歳バースデープレゼントは“鬼ノック”

2019年2月3日 紙面から

(上)守備練習でボールに飛びつくヤクルト・村上(下)ロングティーで汗を流す村上(武藤健一撮影)=浦添で

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 ヤクルト・村上宗隆内野手(19)が2日、レギュラー奪取への思いを新たにした。キャンプ地・沖縄県浦添市のANA BALL PARK浦添で19回目の誕生日を迎え「1軍で活躍するために頑張りたい」と決意表明。そんな次代の主砲候補に宮本ヘッドが贈った誕生日プレゼントは「鬼ノック」だった。

 村上が、宮本とユニホームを泥だらけにした全体練習後の特守。矢継ぎ早にノックバットを振った宮本ヘッドが「レギュラーがほしいなら頑張れ!」と、叱咤(しった)激励を飛ばしたノックは約50分続いた。最後は10本連続無失策を1発成功で終了。苦悶(くもん)の表情の村上とは裏腹に、涼しい顔の鬼軍曹は「誕生日プレゼントにはちょっと足りなかったかな」と不敵な笑みを浮かべた。さらに守備が課題の若き大砲に「守れれば我慢して(試合に)使いやすい」と進化を求めた愛のムチ。「若いからチャンスがあるわけじゃない。簡単にレギュラーをとれる場所じゃない」。宮本ヘッドは大引、川端らと三塁の定位置を争う村上の尻をたたいた。「しっかり鍛えて頑張りたい。まだまだ、足りない部分ばかり」。しっかり足元を見据えつつ目をギラつかせる村上。10代最後は、野球漬けでレギュラー奪取を目指す。 (小林良二)

 

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