「父からいじめ」回答を父に渡す 死亡10歳長女のアンケート
千葉・野田市で、10歳の長女が虐待され死亡した事件。
長女が「父からいじめを受けた」と答えた学校のアンケートのコピーを、市の教育委員会が逮捕された父親に渡していたことがわかった。
小学4年・栗原心愛(みあ)さん(10)は、1月24日、野田市の自宅浴室で死亡し、父親の栗原勇一郎容疑者(41)が傷害の疑いで逮捕されている。
心愛さんは2017年11月、学校のアンケートに「父からいじめを受けた」と答え、その後、児童相談所に一時保護された。
栗原容疑者は、一時保護のあと、学校を訪れて抗議し、アンケートを見せるよう要求したため、市の教育委員会は2018年1月、栗原容疑者にアンケートのコピーを手渡したという。
市教委は「しつけと体罰が違うということをわかってもらうために渡した」、「今となっては配慮に欠けていた。大変申し訳なく思っている」とコメントしている。