日本スケート連盟は12日、右足関節外側靱帯損傷でNHK杯(12日まで、大阪市中央体育館)を欠場したフィギュアスケート男子の羽生結弦(ANA)のけがの状況について、全治4~5週間の見込みだと発表した。
羽生は「10日間は絶対安静と医師からいわれました。その後3~4週間で元に戻るとみておりますが、まだ、あくまで予定でございます。何とか全日本(選手権)までに間に合うよう治療・リハビリに努力いたします」とのコメントを発表した。
日本連盟の小林芳子フィギュア強化部長によると、絶対安静の期間が過ぎ、痛みが抜けてから氷上練習を開始、そこから3~4週間で元のレベルに戻すという。
羽生は現在、大阪市内のホテルで治療に専念しており、冗談を話すなど明るさは取り戻しているという。そのままトロントに戻らずに日本で治療し、リハビリに努めるとみられる。「とにかく全日本に間に合わせるために必死なんです。彼の気持ちを尊重してサポートしていきたい。間に合ってほしい」と小林強化部長は話した。