遺棄容疑で逮捕の男 口数少なく、ごみ出し巡りトラブルも 葛飾女子大生不明
2019年01月31日 12時44分 毎日新聞
遺体が発見された現場付近を調べる捜査員ら=茨城県神栖市で2019年1月31日午前10時47分、本社ヘリから佐々木順一撮影
死体遺棄容疑で警視庁捜査1課に逮捕された広瀬晃一容疑者(35)は、茨城県神栖市のアパートで1人暮らしをしていたとみられる。土木関係のアルバイト先の男性によると、広瀬容疑者は昨年6月から働き始め、日当は1万3000円だった。男性は「飛び込みで『雇ってほしい』とやって来た。性格は暗く、口数は少ない。金もあまりなく、安い銘柄のたばこを吸っていた」と話す。
近所の住人らによると、広瀬容疑者は同県土浦市で生まれた。幼いころに父親を亡くし、姉や弟、妹とともに母子家庭で育った。同県牛久市のアパートを転々としていた際には、ごみ出しなどを巡って近隣住民と度々トラブルになっていたという。
広瀬容疑者が以前住んでいた土浦市の住宅の大家だった女性(76)は「中学を卒業しても働いている様子はなく家にいることが多かった。どこにでもいる普通の若者だった。どうして逮捕されるようなことをしたのか」と驚いていた。【山本佳孝、土江洋範】