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2019-02-02

糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの今日のダーリン

・どっと疲れましたが、
 よく考えたらじぶんは見てるだけでした。

 サッカーのアジアカップ決勝戦を観戦し終えて、
 いろんなことを思っていました。
 今回の大会では、なんやかんや言って
 予選から7試合ぜんぶ、テレビで観戦していました。
 若いチームがぎりぎりの点差で勝ちをものにして、
 次のより高いところに上っていくのを観るのは、
 ずいぶんとうれしいものでした。
 どちらかと言えば、サッカーには詳しくもないし、
 サッカーを好きだとか言えるほどでもないのですが、
 やっぱり国際試合はあんがい熱心に観ているんですよね。

 この季節がプロ野球シーズンじゃなかったこともあって、
 卓球でもバレーボールでもテニスでも、
 やっているとわかれば録画セットもして、
 あるいはなにかの予定をいったん休みにして観てました。
 ラグビーについては、もうちょっと深くたのしみたくて、
 生の試合を観に行ったりもしているわけですが、
 サッカーについてはちょっと稼業ちがいと言うか、
 サッカー好きはたくさんいるから、と、
 そちらにおまかせしているような気持ちがありました。

 それでも、ひとつずつ試合を重ねていって、
 だんだん選手の顔やら名前やら覚えていくと、
 応援する気持ちもどんどん高まってきて、
 このアジアカップについては、
 最後に優勝する場面を見たいと強く思っていました。
 ここまで、僅差で勝ってきたものですから、
 どの試合も、うれしい気分で前向きにいられたわけです。

 しかし、たのしみに待っていた優勝を決める試合では、
 3対1というスコアでカタールに敗れました。
 勝手に、当てが外れたという思いになって、
 どっと疲れたのでありました。
 疲れたよ、疲れたよ、熱心に見てたのに疲れたよ。
 と、試合後のインタビューなんか見てて思うのでした。
 し、しかし、ぼくは暖かい部屋でソファに寝ころんで、
 テレビ見ていただけだなぁと、我にかえったのでした。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
見てるだけにしては大げさに、疲れたとか言ってた、おれ。


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