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【ドラニュース】

福田、いきなり236スイング

2019年2月2日 紙面から

打撃練習する福田=北谷球場で(中嶋大撮影)

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 汗だくになりながら振り込むにつれ、放物線を描く回数が増えていった。中日・福田永将内野手(30)が1日、キャンプ初日から約50分あまりの特打を敢行。いきなり振りも振ったりの236スイング。柵越えは計25本だったが、エンジンのかかったラスト70スイングでは、14本をスタンドインさせた。

 「初日にしては良かったと思います。個別(練習)で打ったときの方がより良かった」

 通常の打撃投手相手のフリー打撃は22スイングで8本の柵越え。見つめる与田監督、村上打撃コーチをうならせもしたが、その後の特打の方が感触はより良かった。その理由が右方向への強い打球だ。右中間を深々と破る当たりを連発し、納得の表情を浮かべた。

 昨年の反省を生かしていた。「去年のこの時期はインコースをいかに打つかをテーマにしていた。それが失敗だった」。苦手克服に力を注ぎ、本来の形を崩し、持ち味が消えた。それが前日1月31日の全体ミーティングで、与田監督が「良いところを伸ばすように」と発したこともあって、「打てるところを、しっかり打てるように」と考え方を変えた。

 「自分が納得できるように、今年のキャンプはやりたいことをやる。自分のやりたいことを、やらしてもらうようにします」と福田。今年でプロ13年目、7月には31歳になる。「年を重ねているだけです」と笑うが、キャリアは十分長い。今年は自分の意思を貫き、己の道を進む。(島田明)

 

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