根尾感激、松坂とがっちり握手　「テレビの向こうの存在でした」

　写真撮影のため北谷球場を訪れた根尾は、松坂とがっちり握手を交わした。「（体格が）がっちりされているなという印象がありました」。小学生のころは画面越しに背番号１８の雄姿を見てきた。「日本のエース。ＷＢＣも見ていて、テレビの向こうに見える存在でした」。遠かった偉大な選手が先輩になった。同じユニホームで戦うことを素直に喜んでいた。

　キャンプ初日の読谷球場は根尾の動きを見ようとカメラ１１台、報道陣約５０人、ファンおよそ５００人が集結。球団職員が「過去に見たことがない」と驚くほどの人数から視線を浴びながらリハビリメニューを消化した。

　キャッチボールなどの一部メニューで全体練習に合流。さらに立石巡回コーチからノックを受けると、見守っていた荒木２軍内野守備走塁コーチから「体が横を向いた状態で捕球する癖があるから正面で」と助言を受ける場面もあった。