東方艦隊夢想   作:佐武 駿人
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お久しぶりです。約一ヶ月かかってしまいました。

さて、今回は白玉楼からの出立と少女達との初の戦闘です。

「「「「「艦これ!始まるよ!」」」」」

「「「「「ゆっくりしていってね!」」」」」


第十三話:1ボス、鎮守府航空隊

/白玉楼/

 

 

 

 早朝、一番最初に起きた妖夢は毎日の日課である剣術の稽古をしていた。無論、相手がいるわけでもないので自分(半人と半霊)と戦っている。

 白玉楼は冥界にあるだけあって極めて静かであり、しばらくの間、剣と剣がぶつかる音やつばぜり合いの音が響くだけであった。

 

「はぁ、はぁ……あ、もうこんな…時間……はぁ、朝食の…はぁはぁ……準備しないと……はぁはぁ……」

 

 こうして白玉楼の庭師兼剣術指南役の魂魄妖夢の一日は始まる。

 

 

 

「幽々子様、起きてください。幽々子様~朝ですよ~。」

 

「・・・・・zzz」

 

 幽々子に限らずだが、永い時を生きてきた者は大抵朝に弱い。その最たる例がこの幻想郷の創始者、八雲紫だ。

 彼女に至っては冬場は起きることがないというレベルにまで達しているが。

 

「朝ご飯抜きますよ。」

 

「(ガバッ)朝ご飯!? どこ!? どこにあるの!?」

 

 しかし、幽々子は結構単純であったりする。いや、この場合食い意地が張っている、と言った方が正しいか。

 

「既に食卓に用意してあります。霊夢と魔理沙はもう食べはじめてますよ。」

 

「す、すぐいくわ!」

 

 こうして幽々子の一日は始まり、食卓が戦場になる。

 

「ガツガツモグモグモリモリパクパクゴクッモグモグ………」

 

「・・・・・」

 

「・・・・・」

 

「ハァ…」

 

 ちなみに妖夢はいつも幽々子の食事の世話(お代わりの追加など)をするためと自分のものを食べられないようにするため、一番最初に食べる。幽々子の食べっぷりを見ると胃が焼けるというのもあるが。

 

 

数分後

 

 

「ご馳走さまでした。」

 

「あ、相変わらず凄いわね……。」

 

「まったくだぜ。」

 

「はいはい、その話題は置いといて、そろそろ出発の準備をしますよ。」

 

「そうだったわね。こんのふざけた異変を早く解決しなきゃね。」

 

 そして少女達は異変を解決するため白玉楼をあとにするのであった。

 

 

同時刻、紅魔館

 

 

 

 

「咲夜~どう? 反省した? 反省したんだったらちゃっちゃとこの異変解決…し……て? あれ? いない?」

 

 この時、レミリアは気づいていなかったが背後に目を光らせて悪魔のような笑みを浮かべたメイド長(ロリコン)が立っていた。

 

「(ゾクッ)・・・・・・何かしら、物凄く寒気がするわ・・・・ムグッ!?」

 

「フフッだーれだ?」

 

「んー!んー!(息ができないわよバカ!!)」

 

「フフッ可愛いのう♪」

 

 

/長くなるので割愛/

 

 

 結論を言うと、レミリアの悲鳴を聞いた紅魔館のメンバーがレミリアを救助し、咲夜を折檻した。なお、フランも被害をうけた。

 

「咲夜、何か申し開きはあるのかしら?」

 

「全くもってございません」

 

「そう。次はないわよ。さて、じゃあ改めて命ずるわ。咲夜、紅魔館のメイドとして、私の従者としてこの異変を解決してきなさい。」

 

「仰せの通りに」

 

 こうして、紅魔館からも異変の解決者が出発した。

 

 

 

/鎮守府/

 

 

 

「たいくうようでんたん、ぼうくうしきべつけんないへのみかくにんぶったいのしんにゅうをかんち!」

 

「対人用レーダーにも反応があります。」

 

「異変ノ解決者ト見テ間違イナイデショウ。」

 

「よし、航空隊及び陸戦隊は直ちに出撃、時間を稼げ。あと数分で艤装の改造が終わる。」

 

『了解、航空隊…発進する! お前ら、久しぶりの空戦だヘマこくなよ!?』

『『『『応ッ!』』』』『『『year!』』』『『『『ураааааааа!!』』』』

 

「天龍、龍田。お前らは鎮守府正門前で待機。残った妖精は対空戦闘用意だ。」

 

 

/場所は変わって自機組/

 

 

「! 霊夢、あそこに咲夜がいるぞ。どうする?」

 

「合流するわ。人数は一人でも多い方が楽だし。」

 

「お前ってやつは………」

 

 咲夜の姿を見つけて接近する霊夢達。しかし、咲夜に近づく影は他にもあった。

 

「霊夢さーん!」

 

「魔理沙ー!」

 

 そう、2Pカラーこと、東風谷早苗と魔理沙と同じく魔法の森に住む、アリス=マーガトロイドだ。

 

「え? 霊夢は分かるけど何であなた達まで!?」

 

「諏訪子様に異変解決して信仰広めてこいと言われまして。」

 

「魔理沙が行くって聞いて。」

 

 久しぶりの再開を楽しむ少女達であったが、上空には鎮守府から発進した航空隊が狙いを定めていた。

 

「! 霊夢、上から来るぞ! 気を付けろ!」

 

ダダダダダダダダ

 

「きゃ!」

「うぉ!」

「みしゅ!?」

「今の誰!?」

 

 魔理沙がいち早く気づいたおかげで全員無事だった。ちなみに戦闘機の機銃は全てマッドサイエンティスト勢により弾幕を撃てるよう改造されている。

 

『こちら難波鎮守府所属妖精航空隊。現在、この領域は封鎖中である。直ちに退去せよ。』

 

「つまりおとなしく帰れってことね」

 

 隊長機であるF-15が退去を勧告するが、そんなことで退く彼女達ではない。

 

「だが、断る!」

 

「妖精なんかには負けません。」

 

『退く気は無しか……全機、攻撃!』

 

「スペルカード発動! 封魔針!」

「現世:ザ・ワールド!」

「恋符:マスタースパーク!」

 

「「「「「『『『『『『うおおおおおおおおおおおーーーーー!』』』』』」」」」」

 

 青空に色とりどりの敵味方それぞれの弾幕が飛び交った。

 

『喰らえ!』ダカカカカカカカカカカ!

「うわっ!?」

 

「墜ちなさい!」シュパパパパパパパ!

『ぐっ…被弾した…脱出する。』

 

「このッちょこまかと!」バババババババ

『あらよっと。当たるか!』

 

『ストーム1、追われている……コイツは、危険だ!』

「待ちなさい!」シャッシャッ

『こちら、ストーム3、援護する。』

 

『レッド4、補給のため、離脱する。』

『ビッグ2も同様だ。』

『フライ1、ビヨクニヒダン、ダッシュツスル。』

 

「逃がしませんよ?」

『ウワ、ウシロニツカレタ! メーデーメーデー!!』

 

 

十数分後:

 

 

「やられたー!」

「悔しいー!」

「オボエテロー!」

 

 アリスと魔理沙が落とされたが、残りの三人で勝利した。

 そして、妖精さんズは霊夢から脅は…もとい、強よ…じゃなくてO☆NE☆GA☆Iされて鎮守府まで道案内をすることになった。




なんか後半が台詞ばっかになってしまった………

あ、東方からももしかしたら改変キャラが出る可能性がうっすら浮上してきました……

ちなみに鎮守府の航空隊はかなりフリーダムなんで零戦と一緒にスツーカやスピットファイア、モスキート、メサーシュミット、ラプターにライトニングとかトムキャット、B-2まで飛びます(要は妖精さんの好み)。

ビッグは大鳳の航空隊
フライは翔鶴の航空隊
レッドは赤城の航空隊
ストームは鎮守府航空隊

という設定





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