自分で書いててなんですが、とってもアホでめーわくな異変になります。
じゃあいきます。
「「こんなこともあろうかと集合しておいた」」
「「「「艦これ、始まるよ!」」」」
「「「「ゆっくりしていってね!」」」」
/博麗神社/
side霊夢
私、博麗 霊夢は今現在モーレツに暇だ。
だがしかし、動くことはない。
なぜなら……
「お賽銭がなくて食費がなくて腹減って動けないのよぉぉぉーーーー!」
・・・・・って誰に説明してんだろ私……
それに動きたくないのにはもうひとつ、理由がある。
それは
「やーねえ、何よこの霧。前が全っっっ然見えないじゃない! 何? 喧嘩売ってんの?」
見ての通り朝から広がっている物凄く濃いこの霧が視界を阻んでいるのだ。
そして、空を覆うような霧は一度あの厨二吸血鬼がおこした紅霧異変で経験しているが、この霧はそれ以上に濃く、地面にまで到達しているが、あのときみたいに妖気も何も感じないので今は放っておいている。
それにこんな日は家でゆっくりしているのがいい。
ドッガーーーン。パリン!ガシャーーーン!
そう、ゆっくり…
ゆっくり……?
「よお! 霊夢、遊びにきたZE☆」
こいつ、本当に殺してやろうかしら……?
「そんな顔すんなって。せっかくこの私が遊びに来てやったんだぜ?」
「もう…人の家壊すのやめてくれない? それより、私はお腹がすい……ってあははははははは…なによそれ!? あははははは! 何? 猫のコスプレ? wwwww」
そう、私は見てしまった。たった今、家に飛び込んできた魔理沙の頭に猫耳が生えているのを。
「何のことだぜ……? 霊む……!?」
どうやら彼女も自分の頭にあるそれに気がついたらしい。
「な、なんじゃこりゃあああああああああああああああ!」
霊夢sideout
二人は魔理沙の絶叫のあと、笑いをこらえる霊夢と恥ずかしさのあまり、赤面している魔理沙とで、部屋の奥に移動し、襖をしめ、炬燵に入りながらこの事について相談していた。
「やっぱりこれは異変だぜ、霊夢。」
「そうね、はぁ……めんどくさいけど行きましょうか。異変を解決に。」
そう言って霊夢が外に出た瞬間……いや、外の“霧”に触れた瞬間、霊夢にも異変が起きた。
「ぎゃははははははは! 霊夢、お前他人のこと言えねえな! ぎゃははははははは!」
「ん? 何が……よ…!?」
霊夢は気づいた、さっきまでなかった自分の頭にあるそれに。
「な、なによこれええええええええええええーーーーーーーーーーー!!!!!!」
その絶叫は若干、人里まで聞こえたという。
かくして、霊夢と魔理沙は異変解決のため、博麗神社を飛びたった。
/同時刻、紅魔館/
紅魔館、それは自称超カリスマ吸血鬼のレミリア=スカーレットの君臨するとても大きくて高貴な屋敷である。
しかし、今現在そこには猫耳が生えた状態で非常に大きな血だまりを作るほど鼻血を垂れ流しながらこれまた、猫耳の生えた主を抱き締める紅魔館のメイド長、十六夜 咲夜がいた。
「あああああああああああああ! お嬢様! どうして猫耳なんか生やしちゃったのですか!? この咲夜、あまりにお嬢様が可愛くて仕事も手につかないではないですか!」
「し、知らないわよそんなこと! てか、ちゃんと働きなさい!」
なお、すでにレミリアは俗に言うカリスマブレイクを実行している模様。
「お嬢様、ついにしゃべり方が変化しましたね? ということは………!
ついにこの咲夜めにデレてくださったんですね! ああ、咲夜は嬉しゅうございます!」
「たーーーーーーーーーすーーーーーーーーーーけーーーーーーーーーーーーてーーーーーーーーーーーーー!」
「ふふ、よいではないか。よいではないか♪」
レミリアの貞操が奪われることがないよう祈るばかりだ。
/同、地下室/
ここには最近まで495年間も幽閉(引きこもり?)されていた悪魔の妹の二つ名をもち、レミリアの妹である、フランドール=スカーレットがいた。
彼女はその能力故にいつも自室に引き込もっているのだが、ふと天井を見上げたときに気づいた。
天井にある、いつもカーテンが閉められている唯一のあかりとり用の窓から、霧が部屋の中に入ってきているのを。
最初はどうせガラスが割れただけだし、まぁいいか。と思って気にしていなかったのだが、ふと頭に手をやったときに触れた自分にあるはずのないものによってその考えは改められる。
「なにこれえええええええええええええええええーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
頭に猫耳が生えていた。
一方、鎮守府では異変を解決しに来るであろう博麗の巫女を迎え撃つため、演習が行われていた。
「次、ヤマト対第一艦隊、第二艦隊!」
「しょっぱなから決めるわよ! 第一次攻撃隊、発艦始め!」
「「「「「第一次攻撃隊、発艦!」」」」」
しかし、五分後彼女達に届いたのは目標を確認できなかったという攻撃隊からの入電だった。
「どういうこと………?」
「・・・・! 電探に感あり! 敵機編隊、二十機高速接近中!」
「仕方ない……対空戦闘用意!」
「撃ち方始め!」
一方、演習相手のヤマトはというと、深度40mの海中にいた。
「まんまと騙されてるな……よし、攻撃隊に引き上げを打電、こちらは浮上だ。バラストタンク、ブロー!」
一方海上。
攻撃隊が引き上げたことで彼女らは安心しきってしまった。
「ふぅ、なんとかしのぎきったわ……」
「今のうちに陣形を……」
その時、海面にちらりと雷跡が見えていたのだが、彼女達は気がつかない。
そして気づいたときには……
「! 雷跡視認、右30°より魚雷6!」
「か、回避……!」
しかしすでに遅かった。
まず輪形陣の右前方にいた浜風、不知火、陽炎に一本ずつ命中、すぐに撃沈判定。
ついで、やや中央にいた翔鶴に一本命中、大破航行不能。
最後に中央より一列前の長門に二本が命中、こちらも撃沈判定。
「そんな……たった六本で…」
「! 浮上してきます!」
そして海中から最後の仕上げだとばかりにヤマトが浮上、その巨大な砲で全艦を撃沈判定した。
「何よこれ……何? このチートばりの能力……」
「航空機が四十機搭載できて? 魚雷発射管が伊400型より多くて? おまけに空飛べるわ海潜れるわ……ヤバイわね……」
その後、何回もチャレンジして軽空母や工作艦からなにからなにまでまで総動員してやっと大破判定がもらえたらしい。
艤装を着けた状態で一番戦いたくない艦第一位に輝くヤマトであった。
場所は戻り、異変解決組。
「なぁ、霊夢~何か手がかりはないのか~?」
「ないわねえ。白玉楼にでも行ってみる? 紅魔館はレミリアの悲鳴が聞こえてきたから違うでしょ? 妖怪の山はめんどくさいし……幽々子なら何か知ってるかも知れないし。」
「お前に任せるよ……」
まだ異変解決には時間がかかりそうな模様である。
次回は白玉楼から鎮守府編です。
書いてたら四本くらいになった……
といえ訳で、この前二段構成と言ったなありゃ嘘だ。
はい、すみません。調子にのりました。
だから皆さん、爆雷や手榴弾を投げるのはまだ早いです。お許しを……
結構gdgdでしたかね……混ぜるのアルペの方がよかったかな……………
ああ、なんで瑞鳳出そうとしてアイドルが大量発生したのか現在原因究明中のワタクシです。