東方艦隊夢想   作:佐武 駿人
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どうも!佐武 駿人です!
この前本年度の活動を停止するといったな?ありゃ嘘だ。明日から活動再開するぜ!
私立入試前なので景気付けに投稿!
Q:落ちてたら?
A:落ちるはずがない。
Q:反省と後悔は?
A:反省はしている。
後悔?何それ美味しいの?


神様の気まぐれは命の危険
プロローグ:幻想入り前夜


???(主人公)サイド

 

 現在進行形で俺は命の危機だ。

 いや、助かる見込みはゼロだから死への道をまっしぐらってところか。

 

「あれ、なんでこうなったんだっけ?よく考えてみろよ~…」

 

 今日、俺は地下街へ買い物に来ていた。そこで確か、「地下街でガス爆発火災が発生!」ってアナウンスが流れたんだけど、それちょうど俺のいるところなんだよね~。

 おかげで後ろは崩落して通れないし、前は火の海だし逃げ場が無いから、今この火災の被害者になろうとしてるんだよな。

 これ、神様とかが「あ、間違えて殺っちゃた~。テヘペロ(笑)」とかだったら絶対そいつをぶち殺す!

 えっ? 神様殺していいのかって?

 さあ?

 てか、そんなの考えてたらもう目の前には爆炎と衝撃波が来てるじゃん!

 あれ、なんか頭の中にビデオテープみたいに思い出が…これが走馬灯っていうのかな?

 そして俺は爆風と炎に包まれてその意識を手放した。

 

???(主人公)サイドアウト

 

 

 

 西暦2016年。第二次世界大戦が終結してから七十余年、深海悽艦との戦いから五十余年が過ぎていた。

 すでに戦いは遠い過去のものとなっていた。

 それはつまりあの頃命をかけて必死に戦った旧軍の軍人や艦船、その化身である艦娘の存在が徐々に忘れられていくことを意味していた。

 では、その存在を忘れられた艦娘はどこへいったのか?それは

 

「Hey! てーとくー、今からティータイムをスタートするネー。」

 

「提督! 大変です! 赤城さんが冷蔵庫に向かってます!」

 

「ヒエーーーー、こ、金剛姉様のケーキがぁぁ…」

 

「提督…私が…止めに行きます…。」

 

「だぁーーーーーー! もう!俺は提督じゃねぇ! っていっーーーつも言ってるよなぁ?

俺は軍人でもないし、ここの宮司やってるんだけなんだから提督じゃねぇんだよ!」

 

「そんなことを言っても、私達に式神になれ、と言ったんだ。

私達に指令を下す立場なら、提督でも良いだろう?」

 

「あっ!…」

 

 ここは、主に沈没したり解体された船を祀る神社『難波船霊(なにわふなだま)神社』その由来は旧海軍人がこの大阪の地で戦後まもなく、かつて戦場で戦い、傷つき、沈没した艦船を弔うために創建したのが始まりだ。

 そして彼女達艦娘は深海悽艦との戦いでこの神社を建てた旧海軍の軍人を提督とし、深海悽艦と戦ったことや、旧海軍の艦船の化身である縁でここにいた。

 そして、ここで先程から彼女達に取り囲まれているのは旧海軍の軍人の孫で彼の軍人から代々受け継がれてきた宮司の立場にある少年、藍原 駿(あいはら しゅん:16)。

 ちなみに先程の発言は金剛、榛名、比叡、加賀、駿、長門、駿の順だ。

 式神云々については後日語ろう。

 彼女達はまだ昔の癖が抜けずによく駿を困らせていた。

 例えば、消防車のサイレンを空襲警報と間違えて飛び起きたり、駿を提督と呼び、誤解を招かせてしまったり(駿はロリコンではない、多分…)

 それでもその日常は楽しいものだった。参拝客が少なくても、そのせいで巫女服をきた艦娘に巫女さん雇えないから巫女役をやらしても、大人の艦娘が働くはめになっても、度々喧嘩しても、たまに夜戦仕掛けてくる奴がいても、楽しい日常だった。

 しかし、この世界でその日常は戻ってこない。彼=駿は死んでしまった。あの火事で。

 

 

 

 駿が目を覚ますと何もない真っ白な空間にただ一人いた。

 

「ん!? どこだここ?」

 

 駿は自分の記憶を整理してみる。

 

(・・・確か、俺はあのとき焼け死んだはずだ。・・・・・仮にあれが夢なら俺は自分の部屋にいるはずだ。

そうじゃないってことはやっぱり・・・)

 

「俺、死んだのかなー?」

 

「その通り! あなたは先程不運にもお亡くなりになられました! お悔やみ申し上げます!」

 

 突然背後からとっても不謹慎な声がしたのでそちらを向く。そして当然の疑問を口にする。

 

「誰?」

 

「えーっと、信じてもらえるかどうかわからないけど…。

神様。」

 

「Oh,really!? Are you really god?」

 

「ええっと、はい。神です。女神です。」

 

「マジかよ…」

 

 突然の展開に頭がついていけなくなるが次の一言でどうでもよくなった。

 

「あと、君を殺した張本人。」

 

「・・・・・よし、今すぐ五千発ほど殴らせろ。そのあとに地獄へお前を連れていく。」

 

「ちょっ、待って! 待って! まだ言うことが!」

 

「何? 今から八秒以内に言い始めろ。」

 

「ほ、他の世界に…て、転生させてあげるから!」

 

 

 

駿サイド

 

 あの神様(女神)が言うには俺を殺したお詫びにどこかの世界に転生させてくれるらしい。

 

「へぇ、どこの世界へ?」

 

「わかんない。完全ランダム。」

 

 オイコラ待てや。

 

・・・・・カクカクシカジカ  マルマルウマウマ・・・

 

「すると、その…神界の法律とやらじゃ神に殺された奴に選択権はない…と?」

 

「え、ええ。」

 

「・・・・・(冷笑)」

 

「・・・\(^ο^)/」

 

「神様って殺せるんかな? 無理か…? いや、ドラゴ○ボールとかだったら死んでるしなぁ…。」

 

 俺はとりあえずその神様(仮)の胸ぐらを掴んで持ち上げる。

 

「お、お助けください…! と、特典三ついや、四つ差し上げますんで! だからやめて! 殺さないで!」

 

 フム、そこまで言われたら考えてやるか…。そう言って俺はその神様(仮)を降ろしてやる。

<(仮)ってどういうことですか!?

<アァン?

<ヒェーーーー

<ヨンダー?

 

 

 

「で、その特典ってのは何なんだ?」

 

「は、はい! えっと、その、あのですね…「早く言えや」ヒ! ハ、ハイッ! て、転生先の世界で叶う願い事です!」

 

「なるほどな…じゃあ、まず一つ目はうちの神社を住人ごとそこへ連れていくこと。」

 

「えっ!? そ、それは…さすがn…「できねぇのか?」いえ! できます! やります! やって見せます!

もちろん、元々の世界からはその神社と住人は消えますよ?」

 

「ああ、構わない。あいつらはもう忘れ去られてしまっている。あいつらの居場所がない世界より、新しい世界で新たな居場所を作ってやりたい。

それにあいつら、俺が近くにいないと寝れない奴もいるしな。」

 

「わかりました。二つ目の願いは?」

 

「俺の知ってる世界から向こうで選ぶけど三人連れて来ること。「それはさすg…」異論は認めない。俺を殺した方が悪い。駄目なら…分かってるよなぁ?」

 

「ヒィィ! は、はひ…。・・・では三つ目の願いは?」

 

「何か特別な力をひとつ。霊力とか妖力とか魔力とか。」

 

「うわぁー中n…「おおっと、そこまでだ。(ギロ」…ヒェェーー! は、はい! わ、わかりましたーー!」

 

「四つ目は元の世界での俺達の生きた事実を悉く消すこと。」

 

「はい、では以上でよろしいですね?「ああ、」それでは、転生ルーレット、スタート!」

 

 どこから持ってきたのやら女神様(仮)はルーレットを回し始めた。てか、次の人生ルーレットで決めちゃっていいの!?

 

「はい、決まりましたぁ~。」

 

 どうやらルーレットが止まったようだ。うん? 何々、東方…?

 

「転生先は東方の世界に決まりましたぁ~! では、転生~レッツ、ゴォォォーーーーーーー!」

 

「し、下ぁ~~!?」

 

 そして俺は神界とやらから落とされて、転生先の東方とやらの世界へ飛ばされた。

 

「お前、次会ったら覚えていやがれぇぇーーーー!」

 

駿サイドアウト




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失踪する気?ミクロレベル。





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