(はじめに:食物のアレルギー等ある方はご注意ください。)
激痛と言えば定番のコレ
左足の親指の付け根。関節部分、骨と骨の間の部分が微妙に痛い。あれれ?
低気圧が来たり、急に気温が下がった時、背中や肩・腰・膝が痛くなると言うことがたまにありますよね。私は高校生くらいの頃からそういうことがたまにありまして。またそれかと思っていました。
ただし、普通のちょっとした痛みの場合には段々と痛みが消えるのに対し、アレの場合には、その痛みが留まることなく急速に激痛に変わります。
アレって何よ。
身に覚えのない痛みの発作に耐えられない
最初は2016年の4月頃。夢にも思ってもいません、アレになるなんてのは。お風呂で温めれば改善されるかと湯船につかったのを覚えています。ゆっくり温まろうと。ところが、温めるのが禁忌の症状なんて、いくらでもあります。炎症の一種なら、温めたらひどくなるばかりです。
知らなかったので仕方ないと言えばそうですが、その後、1日と経たないうちに、足の親指の激痛が耐えられないくらいに強まり、慌ててネットで調べてみましたが後の祭り。耐えらないと言うのは、文字通り、耐えられないくらいの、大の男がうめき声を出すくらいの痛み。
「耐えられない」の説明を敢えてするなら…
鉛筆より細いくらいの鉄の棒を関節の間に突き立てられて、血まみれになりながら「ぐりぐり、ぐりぐり」やられている位の痛み。拷問です。ゆっくりゆっくり「ぐりぐり」されて、それが延々、数日間、終わることがありません。当然、痛みのピーク時には眠ることすらままなりません。
私の場合、5日間は歩くのが困難なほどの痛みに襲われたままであり、その後も痛みが完全に消えるまでには1カ月弱、かかりました。右足の親指の付け根です。前回はちょっと長かった。それが最初の痛風発作。おそらく、痛みのピーク直前のお風呂もまずかったと思います。
太っていなくてもあり得る
以前にもブログで書きましたが、私は普通体型と言うかむしろ痩せているほうであり、お酒もほとんど飲みません。自分が痛風になるとは思ってもいませんでした。それがあだとなり、当時はあまり知識もなく、突然のことであり、何も対策ができませんでした。
前回の痛風発作の時に、ある程度調べて、食事の嗜好や生活習慣による影響が大きいことがわかりました。私の場合、肉や魚を好んで食べていたことが原因の一つだと思います。もし痛風発作が来た場合にはどうすれば良いか、病院では一般的にどのような治療を受けるか等を確認しました。
生活習慣については適度に気をつけていた
以後、食生活も気をつけるようになりました。甘いものをほとんど食べなくなりましたので。それで、痛風の予防にはクロロゲン酸と言う、コーヒー豆やゴボウの皮の部分、野菜の皮の部分に含まれている成分が有効だとか、たまねぎを生で食べると痛みに効くとか、民間療法みたいなことまで調べました。
私、気合いで痛みは「耐える派」ですから、やすやすと痛み止めを飲むことはしません。ですが、前回、痛風になった時にはあまりの痛みに夜も眠れず、これは本当に痛み止めが必要だと思いました(痛み止め、なかったですけど…)。
立ち上がって病院まで行くことが出来ないほど、足の親指が痛い。トイレまで移動するだけで、ものすごいツラい状況。実際、うめきながらトイレに行っていました。正直、病院に行く余裕なんてありませんでした。
今回は気づいてすぐ自己流の対応
今回、左足の親指の付け根が痛くなり始めたのは2日前。「ひょっとしてこれ、また来たか?」と思って、すぐに、ここ数週間は好物のお肉系の食事が連続していたことに思い当たりました。節分の炒り豆を調子に乗って食べ過ぎたのもまずい。その上、寒かったせいか、水分摂取も少なくなっていたかも知れないと…。
痛風の原因の一つは、プリン体含有量の多い食事とされていて、お肉はその代表格です。水分摂取は、食べた内容物を薄める効果があり、痛風発作を防ぐためには有効とされています。
「間違いない!痛風、来たよ!」そう思ったときにはもう遅いです。落胆しながらも、できることをするしかありません。それが一昨日。
水分摂取・生タマネギ丸かじりでひたすら頑張る
まず水をたくさん飲みました。痛風発作が出てからでは、いくら水を飲んでもあまり効果はないとも言われていますが…。別に多少、水を飲み過ぎたからと言ってどうなる訳ではありませんので、ガバガバ飲みました。
間髪入れず、民間療法とされる「生タマネギの摂取」。思い切ってかじってみましたが、一口と食べないうちに、とてもじゃないが辛くて食べられない。口の中がヒリヒリ痛くなります。
それでも、仕方ないのでマグカップに生タマネギ半分を入れておいて常にデスクに置き、2mm角くらいずつチビチビ時間をかけて食べました。タマネギ半分は、2日以上かけてやっと食べ終わりました。効果があるかどうかわかりませんが、他にできることはないと思いましたので。おかげで、今、口の奥と喉がヒリヒリ痛いです。
意外と好物のタルタルソースが奏功?
そんな量じゃタマネギの量が足りないと思ったので、タマネギをみじん切りにし、マヨネーズとヨーグルトに混ぜ、タマネギ増量のタルタルソースを準備。痛みが来た初日は食欲がなくなり、寒気すら感じました(計っていませんが、たぶん発熱もしています)ので、水とタマネギ程度しか食べませんでした。
2日目、さすがにお腹が減りましたので、プリン体の少なそうな食品(卵や乳製品など)にタルタルソースをかけて食べました。白米はなし。タマネギはタルタルソースにすると辛くありません。辛くないと言うことは、タマネギの成分が変化している可能性もありますので、タマネギの生かじりのほうもチビチビ継続しました。
コーヒー(砂糖抜きでブラックまたはミルクのみ)は習慣的に1日3~4杯以上飲んでいますので、増量しつつ継続。痛みは2日目にひどくなってきて、「まずい、このままだとトイレに行くことも大変になる」と思い(実際、すでに大変になっていましたが…)、焦ってタマネギをかじっていました。2日でタルタルソースの分を合わせ、タマネギ2個分くらいは食べていると思います。(追記・訂正:よく確認したところ、1個と少しくらいでした。)
痛みから脱出できた?
3日目が今日。昨日はデスクに座っているだけで足指に激痛。心臓の鼓動に合わせ血流が走るたびに、あるいはちょっと足を動かすだけで激痛が足指に走り、それに合わせ「マジかよ~マジかよ~!」と思っていました。ところがどうでしょう…。
今、机に座っていますが、痛みがない!立ち上がって歩くとさすがに痛くて、痛みをカバーするような歩き方になりますが、やせ我慢をすれば、とりあえず通常の生活には支障がない程度の痛み。(目視でしっかり確認まではしていませんが、たぶん、足先には結構な腫れがあります。)
座っているだけなのに激痛と言うのは、かなり厄介です。前回の経験では、何も足に触れていないのに激痛。思い出しただけで恐怖。とりあえず、今はそれがなくなり安堵しています。
なぜ短期で痛みが減ったかは謎
痛みが出てから水は絶えず多めに飲み(おしっこが近くてしょうがなかったですが…)、タマネギをかじり、タマネギ増量のタルタルソースを食べまくり、コーヒーも飲みまくった2日間。これ効果あったかな…?と言う感じ。
ちなみにタルタルソースに使ったマヨネーズの主成分は卵と植物油と酢とのことで、まあいいかなって感じです。厳密に痛風に良いかどうかはイマイチ不明。カロリーが多いとあまり良くないみたいですが、他でカロリーを取らなければ問題ないんじゃね?的な…。食欲もあまりないので、ちょうどいいと勝手に考えました。
水を大量に飲んだせいなのか、生タマネギを摂取したおかげなのか、コーヒーのおかげか。はたまた、合わせ技で効いたのか。それはわかりませんが、とりあえず、あの眠りにつくのも困難なほどの激痛、血流の強弱に合わせ、逃げることのできない激痛が連鎖する状態は避けられました。今現在、痛み止めは必要ない状態。
これって効果あったってことなのか?
前回、約2年前、痛風の痛みが治りかけて来た時に患部周辺が痒くなったことがありました。治りかけのかさぶた等が痒くなる感じに似ています。既に今回は関節周囲に痒みが来ました。これ、収束来てる?って感じです。
もしそうだとすると、前回は激痛のピークが5日間くらいはありましたが、今回はピークが1日程度。痛みが出てから必死に水分・タマネギ・コーヒー摂取で脱出。この方法が本当に効果あるのかは不明ですが…。
サイエンスの立場の人からすれば、「それって最初からピークが1日だったんじゃないの?タマネギのせいじゃなくて。」そんな反論があり得そうですけど。そんなのわかりません。わからないけど、次も同じことをやると思います。
今回は安堵、でも油断は大敵
タマネギにはクェルセチンと言う炎症を抑える効果のある物質と、尿酸の増加を抑制する成分が入っているとの説がありますが、果たして本当の効果がどうかはわかりません。
正直な感想は「ひょっとして、今回は助かったか?」このまま痛みが治まればこっちのもの。注意して様子を見ていこうと思います。さらに気づいたことがあれば、追記する予定です。(以下、追記しました。)
以上、あくまでご参考のための情報です。もし痛風の発作が出た方がいらっしゃいましたら、民間療法なんてあてにせず、こんなブログの記事はあくまで軽く読み流し、病院に行ってください。他の病気が隠れている場合もあり得ますので…。