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【競馬・ボート・競輪】

[競馬]東京新聞杯 坂井、相棒と重賞初Vへ気合 リライアブル

2019年2月1日 紙面から

 「第69回東京新聞杯」(GIII・3日・東京・芝1600メートル)に出走するリライアブルエースが栗東坂路で追われ、しまいを伸ばした。調教をつけ、レースでも騎乗する坂井瑠星騎手(21)は好感触で、自身と馬の重賞初勝利を目指す。「第59回きさらぎ賞」(GIII・3日・京都・芝1800メートル)に出走するメイショウテンゲンは、初勝利を挙げたばかりでも十分な伸びしろを残し、魅力たっぷりの素材だ。キャリアを重ねながら強さを増して重賞を2勝した母の背を追い、重賞初勝利を狙う。

 狙うのは京都金杯12着から逆転劇。リベンジに燃えるリライアブルエースが、過去2勝を挙げている東京で、躍動しそうだ。休み明けでプラス20キロだった前走の結果を踏まえ、負荷を強めたこの中間。数字ほど太くは映らなかったが、絞りにくい時期ということを考慮して、先週は初めて栗東CWでの併せ馬でびっしり追われて、良化のスピードを上げた。

 31日の追い切りは、栗東坂路で4F52秒9-12秒2と上がりを鋭く伸ばした。「おしまいをやる、という感じを意識しましたが、動きは良かったですし、追ってからの反応も上々でした。いいころの感じになってきていると思います」。感触を確かめた坂井は、うれしい変化を実感。所属騎手として、同馬が2歳のころからけいこに騎乗していた思い入れのある相棒に、自身の重賞初制覇も含めて、今度こそという期待を寄せた。

 矢作師は「能力的には差はないと思っていますし、これまで左回りにこだわって使ってきたように、左回りはいいですからね。条件は好転しますから、変わり身に期待しています」と前を向き、担当の池田厩務員も「良くなってきています。決め脚は引けを取らないので」と力を込めた。渾身(こんしん)の末脚を放ってきた府中で、エースを決める。 (栗東取材班)

 

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