根尾「確実によくなっています」　キャンプイン前日も休日返上

　右ふくらはぎの肉離れで別メニュー調整中の中日ドラフト１位・根尾昂内野手（１８）＝大阪桐蔭高＝が３１日、読谷球場で休日返上でリハビリメニューをこなした。負傷後初めて一塁への送球も披露し、キャンプイン前に順調な回復ぶりを見せた。

　１８歳にとっては１分１秒が惜しい。キャンプイン前日で練習が休みだったこの日。根尾の姿は閑散とした読谷球場にあった。「少しでもできることはやろうかなと。自分は休みを取りすぎる時期ではないかなと思って」と汗を拭った。前日（３０日）にジョギングを再開したばかり。練習後に痛みが出なかったことで、北野コンディショニング担当から「せっかく走り始めたし（リハビリ）やろうか」との提案があり首を縦に振った。

　午前８時３０分ごろに球場に到着すると外野の芝生を１５分間、軽く走った。さらにゴロ捕球では負傷後初めて一塁への送球も披露。「確実によくなっています」と本人も好感触。報告を受けた与田監督も「経過は順調だと聞いています。１日も早く万全な状態で上がってきてくれたら」と期待を寄せた。