MBC NEWS

鹿屋市サウナ殺害事件 懲役14年の判決[01/31 19:57]

去年、鹿屋市のサウナで男性を殺害した罪に問われている男の裁判員裁判で、鹿児島地方裁判所は懲役14年の実刑判決を言い渡しました。

判決を受けたのは、鹿屋市打馬の無職・峯崎正侃被告(76)です。判決によりますと、峯崎被告は去年6月、鹿屋市札元の「県民健康プラザ健康増進センター」のサウナで、近くに住む曽田智明さん(当時59)の胸や腹を包丁で何回も刺し、殺害したものです。

これまでの裁判で弁護側は「峯崎被告は以前、扇風機をめぐる口論から曽田さんに鼻を殴られた。その謝罪をさせようとしたもので、確定的な殺意はなかった」と、刑を軽くするよう求めていました。

31日の判決で、鹿児島地裁の岩田光生裁判長は「包丁のほか、浴室で滑らないための靴下なども用意していて、強い殺意に基づく計画的犯行」と指摘し、峯崎被告に懲役14年の実刑判決を言い渡しました。

判決を受け、曽田さんの遺族は「被害者の痛みや苦しみを十分に理解し、深く反省して罪をつぐなってほしい」というコメントを出しました。

Copyright(c) Minaminihon Broadcasting Co.,Ltd. All rights reserved.
掲載された全ての記事・画像等の無断転載、二次利用をお断りいたします。