2019年のルーキーシリーズ開幕戦、下関ボートの「スカパー!・JLC杯争奪プリンスカップ」(優勝賞金71万円)は最終日の30日、12Rで優勝戦が行われ、2号艇・山田祐也(29)=徳島=が2コースからまくって快勝。デビュー通算8回目のVで、前節の江戸川からの連覇を飾った。
デビュー初Vを狙う選手が3人もいる顔ぶれになった最終決戦。しかし、最終的に勝ったのは、ルーキー世代でもトップクラスの実力者山田だ。16年の最優秀新人でSG出場歴もある男が、その能力を遺憾なく発揮した。
「これまでのVは全て1号艇。1号艇以外でずっと勝ちたいと思っていました。これでイン以外でも勝つイメージができた」。見据えるのはSGの一点のみ。SGクラシック(戸田)の出場権を勝ち取れる次節の地区選もターゲット。5年以上もSGウイナーが出ていない四国勢に、次の栄冠をもたらすのはこの男しかない。