中日の新外国人、エンニー・ロメロ投手(28)が30日、北谷で来日初のブルペン入り。ストレートだけでなく、カーブ、カットボール、ツーシーム、チェンジアップの変化球も交え、28球を投げた。
「ドミニカ共和国で最後に投げたのが1月15日で、そこから時間がたっているので、今日は制球とバランスを意識した」。最速164キロという触れ込みの左腕は、あまり力を入れずに投げる初ブルペンとなった。剛速球の披露はおあずけとなったが、見守った阿波野投手コーチはコントロールの良さに目を細め「捕手の構えているところ、低めに集められていた。ストレートはこれからでしょう」と語った。
なお来日時に意欲を示していた2月3、4日の紅白戦には登板せず、まずは自分のペースで調整していくことになった。そんなロメロに日本での生活がどうかと聞くと、ラーメンがお気に入りになったと明かした。「沖縄に来る飛行機の中で食べたのがおいしかった」と笑顔で打ち明けていた。 (井上洋一)