根尾、走った！　軽いジョグ＆ウオーキング１５分

　右ふくらはぎ肉離れでリハビリ中の中日ドラフト１位・根尾昂内野手（１８）＝大阪桐蔭高＝が３０日、読谷球場で負傷後初めて軽いジョギングを行った。さらにユニホーム発表会にも参加した。

　キャンプインを目前にして状態が上がってきた。外野の芝生を歩いていた根尾が軽く走りだした。ウオーキングとジョギングを交互に繰り返しながら約１５分。前日（２９日）のうちにトレーナーと相談して決め「変な感じもなく、普通に走れました」と汗を拭った。

　さらに約７０メートルのキャッチボール、スパイクを履いて軽くノックも受けた。「次はスパイクを履いて打撃練習ができるところができれば」と次のステップを見据えた。根尾の回復ぶりに目を細めたのは視察に訪れた与田監督だ。「けがした足で地面を蹴る動作に違和感がなかったね」。指揮官も新人時代の１９９０年の春季キャンプで右太もも裏を肉離れ。「自分がけがをしたときは怖さがあったけどあれだけ気にせず動けるならね」。自らの経験と比較して順調な回復ぶりを見て取った。