ボクシングの前IBFスーパーバンタム級王者で同級3位の岩佐亮佑(29)=セレス、写真=が、指名挑戦者決定戦に出場することが30日に決まった。2月16日に米ロサンゼルス・マイクロソフトシアターで、同級5位のセサール・フアレス(27)=メキシコ=と対戦。岩佐はインスタグラムで「この試合で変われなければ引退」と意気込みを示した。
昨年8月、現王者T・J・ドヘニー(32)=アイルランド=に僅差で判定負けして以来の再起戦となった岩佐は「燃えています。対戦の話を初めて聞いたのは昨年12月。日時や場所は二転三転したが、ずっと対策と準備はしてきた」とコメント。エミー賞の授賞式が行われる格式の高い会場で、試合はFOXテレビで全米中継される予定という最高の舞台が用意された。フアレスは激闘型の人気選手で23勝(17KO)6敗。ジムのセレス小林会長は「相性は悪くない。あとはタフな相手に最後までやれるかどうか」とまな弟子の再起に期待を込めた。 (藤本敏和)