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川淵案では解決しない
昨日とはうって変わって、ちょっと真面目に考えてみたいのが…バスケットボールのリーグ統一問題。
FIBAからバウマンがやって来て、すわ強権発動か!と思いきや、何故か川淵三郎を指名して帰っていきましたw。拍子抜け。
川淵三郎が無能だとは言わないけど、サッカーとバスケットボールでは…状況が全然違うのよね。夢を語りたがる人だから、リーグを立ち上げる時には適任なんだけど、理念が違うリーグの統一事業には…正直向いてないと思う。
この発言も、現状認識してるとは思えないです。
(ここから転載)
川淵 バスケットボールの問題に関わってから、いかにバスケに関する報道が少ないかというのを、身をもって体験しました。
これだけ多くの(報道関係者の)方にお集まりいただき心からうれしく思います。
それとともに、検討している中身をオープンにしていくべきだと思っています。
そうでないと皆さんに関心を持ってもらえない。記事にできるような、先を見据えた改革の手段を前向きに出して、バスケットボールファンの皆さんが関心を持ち、それ以外の方もこういうことをやっているんだと理解してもらえるんじゃないかと思います。
――3月4日のタスクフォース会議で参加基準を決めるとのことだが、5000人規模のアリーナを確保できるめどがたったのかと、
経営状況も条件になるのか? また、サラリーキャップ制の代わりに最低年俸を設けるべきとのことだが、いくらくらいが必要だと考えているのか?
川淵 NBLではサラリーキャップが1億5000万円、bjリーグが6800万円と言われていますね。選手の登録は12人と15人と決められています。
12人であったとしても、bjリーグの場合は500万円ちょっと。NBLの場合は15人として1人1000万円。
最低1000万円と僕は思っているのですが、いきなりbjリーグに対してそういうことをのんでもらえるのか分からないですけれど、少なくともそれくらいの夢を……夢と言える金額かどうか分かりませんけれど、200万円、300万円でプロと言えるのかと。
例えば四国アイランドリーグ(四国4県のプロ野球独立リーグ)の場合は、年俸100万円という話があって、うまくいかないから80万円まで落としました。
四国の場合は活躍するとプロ野球に行けるという大きな夢がある。ただ、バスケットボールの場合は上がないんです。
サッカーの場合は、ヨーロッパの一流クラブからの引きがあって、夢が世界につながっている。
バスケの場合は(NBAに行った)田臥(勇太)選手以来、今は富樫(勇樹)選手がNBAの2部で活躍していますけれど、そういうことから言うと世界につながっていない。
だからこそ、日本のトッププロリーグでそれなりの給料をもらえないとバスケットボール選手としての最低限の夢はかなえられない。
僕としては最低1000万円くらいのところで決めたいが、これは各クラブとの話し合いで決まるところです。
――サラリーキャップ(選手に支払う年俸の上限を設定する制度)は認めないという話ですが、例えば世界的な大企業を親会社に持ったチームが3億円を出資するということになった場合、そのチームのフロントはそれ以外のスポンサー営業を頑張らなくても、他チームより裕福な経営ができてしまう状況が生まれる懸念はないのか?
川淵 そういう可能性はあまりないと思います。財務内容を全部オープンにするわけです。3億円以外にスポンサーを集められない、集客もそうですがプラスアルファでまったく努力していない数字は全部オープンにされます。
「一体この経営者は何をしているんだ?」という結果がファンにも明確に出る。だからこそ、経理の透明性は非常に大事なんです。(もしそのような状況が生まれたら)経営者として失格です。努力をして初めて経営者として認められる。そういう努力が選手の給与を上げ、サービス向上にもつながる。それを心配していたら企業チームを認めるということにならない。
僕は企業チームの存在そのものが全体を押し上げる力になると思うから企業チームを認めると言っています。(全チームの経営状況の公開を)僕は絶対にするべきだと思っている。それは必須条件です。
(転載ここまで)
川淵三郎の話は、ごもっともには聞こえるんだけど的は外れているんです。
bjリーグのビジネススタイルは、貧乏でもいいから…たくさんの地域に根ざしたチームが共存していけるという、スモールビジネスなんですよ。5000人規模のアリーナとか、サラリーキャップ取っ払って人件費爆上げしようぜとか、そんな浮ついた事は考えてません。だからどのチームもなんとか経営出来てる。
bjリーグで強豪といえば秋田や沖縄ですが、そういう地域はバックになる企業も少なく、JBLに参加出来るほどの資金も選手も持ってない。それがbjリーグなら"おらが町のチーム"を応援出来るんですから、これに勝るものはない。体育館だってそこそこのものでいいしね。
これが、Jリーグへの参加最低基準みたいなハードルを作られたら、大半のチームが参加出来なくなってしまう。富山グラウジーズだって無理でしょうよ。自分はカターレ富山にも富山サンダーバーズにも興味はありませんが、富山グラウジーズはちょっと応援しとるので困りますぜw。
要は、bjリーグというのは…インディーズのプロレス団体みたいなもので(しかも一時期のみちのくプロレスくらい軌道に乗ってる)、無理に大きくならなくても良いスタイルなんです。
今回、FIBAから言われて統一へのテーブルについてはいるものの、bjリーグからすれば「無理に統一する必要は無い!」んですよね。
ここを川淵三郎が理解しないと、たぶん永遠に統一は出来ません。サラリーキャップ廃止とか二部制とかヌケたことほざいてんじゃねーよ。
で、これに対してbjリーグ側は、当然こう来るわなあwという反応で返してきました。
(ここから再度転載)
TKbjリーグは12日、日本バスケットボール協会の改革を主導するタスクフォース(特別チーム)の川淵三郎チェアマンが2015~16年シーズンに両リーグによるチャンピオンシップなどの実施を検討する案を「川淵チェアマンの私見」とし、従来通りの形で15~16年シーズンを開催する意向を文書で示した。
TKbjリーグは河内敏光コミッショナー名で「bjリーグの10年間の経験がリセットされてしまうことのないよう、われわれの意見も取り入れていただきたいと考えております」とコメントした。
(再度転載ここまで)
ほらねw。bjリーグはJBLに愛想を尽かして飛び出し、一から作り上げたリーグですから、そもそも合併に乗り気な訳が無い。
しかもJBLを支えていた企業チームは次々と休部、解散。その中でレベルはどうあれ、地域密着でリーグを維持したbjリーグを抜きにしたような改革案は一蹴されるだけです。
それに…bjリーグには日本代表クラスの選手がほとんどいないんで、国際試合停止処分でも実害が無いというのもこの場合強みかw。
川淵三郎は果たして、bjリーグの"小さい故に成功した"というビジネスモデルを理解出来るのでしょうか。
一番納得出来る統一案は、渋る企業チームには御退場頂いて、bjリーグを母体とした統一リーグを作ることだと思いますよ。
所詮日本のバスケットボールは世界には通用しないんで(男子の話ね)、リーグとして盛り上がり支持されるのが一番でしょう。
自分も富山グラウジーズを応援していきます。
FIBAからバウマンがやって来て、すわ強権発動か!と思いきや、何故か川淵三郎を指名して帰っていきましたw。拍子抜け。
川淵三郎が無能だとは言わないけど、サッカーとバスケットボールでは…状況が全然違うのよね。夢を語りたがる人だから、リーグを立ち上げる時には適任なんだけど、理念が違うリーグの統一事業には…正直向いてないと思う。
この発言も、現状認識してるとは思えないです。
(ここから転載)
川淵 バスケットボールの問題に関わってから、いかにバスケに関する報道が少ないかというのを、身をもって体験しました。
これだけ多くの(報道関係者の)方にお集まりいただき心からうれしく思います。
それとともに、検討している中身をオープンにしていくべきだと思っています。
そうでないと皆さんに関心を持ってもらえない。記事にできるような、先を見据えた改革の手段を前向きに出して、バスケットボールファンの皆さんが関心を持ち、それ以外の方もこういうことをやっているんだと理解してもらえるんじゃないかと思います。
――3月4日のタスクフォース会議で参加基準を決めるとのことだが、5000人規模のアリーナを確保できるめどがたったのかと、
経営状況も条件になるのか? また、サラリーキャップ制の代わりに最低年俸を設けるべきとのことだが、いくらくらいが必要だと考えているのか?
川淵 NBLではサラリーキャップが1億5000万円、bjリーグが6800万円と言われていますね。選手の登録は12人と15人と決められています。
12人であったとしても、bjリーグの場合は500万円ちょっと。NBLの場合は15人として1人1000万円。
最低1000万円と僕は思っているのですが、いきなりbjリーグに対してそういうことをのんでもらえるのか分からないですけれど、少なくともそれくらいの夢を……夢と言える金額かどうか分かりませんけれど、200万円、300万円でプロと言えるのかと。
例えば四国アイランドリーグ(四国4県のプロ野球独立リーグ)の場合は、年俸100万円という話があって、うまくいかないから80万円まで落としました。
四国の場合は活躍するとプロ野球に行けるという大きな夢がある。ただ、バスケットボールの場合は上がないんです。
サッカーの場合は、ヨーロッパの一流クラブからの引きがあって、夢が世界につながっている。
バスケの場合は(NBAに行った)田臥(勇太)選手以来、今は富樫(勇樹)選手がNBAの2部で活躍していますけれど、そういうことから言うと世界につながっていない。
だからこそ、日本のトッププロリーグでそれなりの給料をもらえないとバスケットボール選手としての最低限の夢はかなえられない。
僕としては最低1000万円くらいのところで決めたいが、これは各クラブとの話し合いで決まるところです。
――サラリーキャップ(選手に支払う年俸の上限を設定する制度)は認めないという話ですが、例えば世界的な大企業を親会社に持ったチームが3億円を出資するということになった場合、そのチームのフロントはそれ以外のスポンサー営業を頑張らなくても、他チームより裕福な経営ができてしまう状況が生まれる懸念はないのか?
川淵 そういう可能性はあまりないと思います。財務内容を全部オープンにするわけです。3億円以外にスポンサーを集められない、集客もそうですがプラスアルファでまったく努力していない数字は全部オープンにされます。
「一体この経営者は何をしているんだ?」という結果がファンにも明確に出る。だからこそ、経理の透明性は非常に大事なんです。(もしそのような状況が生まれたら)経営者として失格です。努力をして初めて経営者として認められる。そういう努力が選手の給与を上げ、サービス向上にもつながる。それを心配していたら企業チームを認めるということにならない。
僕は企業チームの存在そのものが全体を押し上げる力になると思うから企業チームを認めると言っています。(全チームの経営状況の公開を)僕は絶対にするべきだと思っている。それは必須条件です。
(転載ここまで)
川淵三郎の話は、ごもっともには聞こえるんだけど的は外れているんです。
bjリーグのビジネススタイルは、貧乏でもいいから…たくさんの地域に根ざしたチームが共存していけるという、スモールビジネスなんですよ。5000人規模のアリーナとか、サラリーキャップ取っ払って人件費爆上げしようぜとか、そんな浮ついた事は考えてません。だからどのチームもなんとか経営出来てる。
bjリーグで強豪といえば秋田や沖縄ですが、そういう地域はバックになる企業も少なく、JBLに参加出来るほどの資金も選手も持ってない。それがbjリーグなら"おらが町のチーム"を応援出来るんですから、これに勝るものはない。体育館だってそこそこのものでいいしね。
これが、Jリーグへの参加最低基準みたいなハードルを作られたら、大半のチームが参加出来なくなってしまう。富山グラウジーズだって無理でしょうよ。自分はカターレ富山にも富山サンダーバーズにも興味はありませんが、富山グラウジーズはちょっと応援しとるので困りますぜw。
要は、bjリーグというのは…インディーズのプロレス団体みたいなもので(しかも一時期のみちのくプロレスくらい軌道に乗ってる)、無理に大きくならなくても良いスタイルなんです。
今回、FIBAから言われて統一へのテーブルについてはいるものの、bjリーグからすれば「無理に統一する必要は無い!」んですよね。
ここを川淵三郎が理解しないと、たぶん永遠に統一は出来ません。サラリーキャップ廃止とか二部制とかヌケたことほざいてんじゃねーよ。
で、これに対してbjリーグ側は、当然こう来るわなあwという反応で返してきました。
(ここから再度転載)
TKbjリーグは12日、日本バスケットボール協会の改革を主導するタスクフォース(特別チーム)の川淵三郎チェアマンが2015~16年シーズンに両リーグによるチャンピオンシップなどの実施を検討する案を「川淵チェアマンの私見」とし、従来通りの形で15~16年シーズンを開催する意向を文書で示した。
TKbjリーグは河内敏光コミッショナー名で「bjリーグの10年間の経験がリセットされてしまうことのないよう、われわれの意見も取り入れていただきたいと考えております」とコメントした。
(再度転載ここまで)
ほらねw。bjリーグはJBLに愛想を尽かして飛び出し、一から作り上げたリーグですから、そもそも合併に乗り気な訳が無い。
しかもJBLを支えていた企業チームは次々と休部、解散。その中でレベルはどうあれ、地域密着でリーグを維持したbjリーグを抜きにしたような改革案は一蹴されるだけです。
それに…bjリーグには日本代表クラスの選手がほとんどいないんで、国際試合停止処分でも実害が無いというのもこの場合強みかw。
川淵三郎は果たして、bjリーグの"小さい故に成功した"というビジネスモデルを理解出来るのでしょうか。
一番納得出来る統一案は、渋る企業チームには御退場頂いて、bjリーグを母体とした統一リーグを作ることだと思いますよ。
所詮日本のバスケットボールは世界には通用しないんで(男子の話ね)、リーグとして盛り上がり支持されるのが一番でしょう。
自分も富山グラウジーズを応援していきます。
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