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【プロ野球】

日本ハム・清宮 2カ月半ぶりの屋外フリー打撃で“快振”7発

2019年1月31日 紙面から

合同自主トレで、打撃練習する日本ハム・清宮=スコッツデールで(共同)

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 【スコッツデール(米アリゾナ州)中野雄太】日本ハムの1軍合同自主トレが29日(日本時間30日)、当地で始まった。右手首痛からの復帰を目指す清宮幸太郎内野手(19)は、昨年11月の秋季キャンプ以来となる屋外フリー打撃を再開。28スイングで7本の柵越えを披露し、順調な回復ぶりをアピールした。

 不安げな表情で打撃ケージに入り、グリップにテープを巻いたバットを握る。痛めていた右手首の状態を確認しながら、一球一球をかみしめるように振り抜いた。次第に強度を上げていき、28スイングでオーバーフェンスは7本。清宮が約2カ月半ぶりの屋外フリー打撃で、自慢の打力を見せつけた。

 昨年の米アリゾナキャンプは、右手親指痛の影響で本格的な打撃練習を回避していたが、背番号21は「気持ちいいですね」と汗を拭った。最後は2球連続で柵越えし、納得の表情で打撃ケージを出た。心配顔が一転、「もっと振れます」と自信に満ちた本来の顔に戻った。

 じっと見守った栗山監督も「打っている感じとしては悪くない。自分の得意なものがある人たちは、それをやるのが一番いい」と高評価。キャンプ初日から全体メニューを課し、実戦でレギュラーになり得る実力かを見極める。期待するのはチームをけん引する姿であり、天真らんまんに野球を楽しむ姿だ。

 完全復帰へ向けて、大きな一歩を踏み出した清宮は「グラウンドではできなかったので、その辺を慣れることができればなと思います」と静かに闘志を燃やした。球春到来まで残り2日。もう後ろを振り返ることはない。

 

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