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発電
原子炉から取り出した直後の使用済ウラン燃料と使用済MOX燃料の発熱量はほぼ同じです。その後,発熱量は時間とともに低下しますが,使用済MOX燃料は使用済ウラン燃料に比べて発熱量の低下が相対的に遅いため,長期的には使用済MOX燃料の発熱量が高くなります。 しかし,玄海3号機の使用済MOX燃料を貯蔵する使用済燃料ピットの冷却能力については,このような長期的に発熱量が大きいというMOX燃料の特性を考慮しても問題がないことを確認しており,原子力発電所において安全に貯蔵,管理することが可能です。 なお,玄海3号機で発生する使用済MOX燃料については当面の間,原子力発電所で貯蔵,管理し,国の定める基本方針に沿って処理していきます。また,一定期間貯蔵した後は,安全に搬出することが技術的に可能であるため,貯蔵期間が永久になることもありません。
図:玄海3号炉 使用済燃料崩壊熱曲線