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鹿屋市男性殺害事件 男に懲役18年求刑[01/30 16:39]

去年6月、鹿屋市の健康増進施設で男性を殺害したとして、殺人の罪に問われている男の裁判員裁判が30日、鹿児島地方裁判所で開かれ、検察が男に懲役18年を求刑しました。

殺人の罪に問われているのは、鹿屋市打馬の無職・峯崎正侃被告(76)です。起訴状などによりますと、峯崎被告は去年6月19日午前、鹿屋市札元の「県民健康プラザ健康増進センター」のサウナで、近くに住む曽田智明さん(当時59)の胸と腹を包丁で複数回刺し、殺害したとされています。

峯崎被告は起訴内容を認めていて、検察は30日の論告で動機について、以前、被害者に殴られ、鼻の痛みが続き耐えられなかったことが理由とした上で、犯行は「包丁を事前に準備するなど計画的で、最初の刺し傷は最も深く肝臓を損傷しており、強い殺意に基づいている」と指摘。峯崎被告に懲役18年を求刑しました。

一方、弁護側は、「峯崎被告が犯行現場に行ったのは、脱衣所の扇風機の使い方をめぐるトラブルについて謝罪をさせることが目的であり、確定的な殺意はなかった」とし、懲役11年が相当と主張しました。

判決は31日に言い渡されます。

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