【グラニュース】千葉の提言 メンタル5カ条2019年1月30日 紙面から
【チェンマイ(タイ)川本光憲】グラに勝ちグセ注入だ。広島で3度の優勝を経験し、名古屋グランパスに新加入したクラブ最年長のDF千葉和彦(33)が29日、明るさが売りのお祭り男らしく「あいうえお作文」で勝者のメンタリティーを披露した。当地で1次キャンプ中のクラブはこの日、午前練習を終えると午後の練習予定を変更。市内を観光した。 入団から約2週間。早くもムードメーカーとなった千葉が、チームメートに伝えたいのはメンタルの重要性だった。 「あいうえお作文で言いましょうか。『あ』は…。うーん…」 「あ」、諦めるな 「諦めって癖になるんです」。敗戦は次節に勝つヒントという。 「い」は、今を生きろ 「やると決めたら、とことんやることが必要です」。三重・日生学園第二高卒業後、国内オファーがなかったためオランダへ飛び“逆輸入Jリーガー”となった。挑戦し続ける大切さを説いた。 「う」は、うそをつくな 「他人との約束は守れるのに、自分にはうそをつきやすい。誰にも迷惑かけませんから」。ハードなメニュー設定は自分との約束という。 「え」は、笑顔 「つらくても笑顔を忘れずに、という意味です」。注意するのは、空気を読むこと。「やたらと笑っていると、変な人間だと思われます」。 最後の「お」は、おふくろは 世界で一番 サポーター 五七五で訴えたのは感謝を伝える意味だ。「身近な人間を大切にできない人間は成功しない。恥ずかしい相手にもきちんと感謝を伝えるのが大事。男性であれば、母親。どうしても照れちゃいますから」。
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