来日9年目となるヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手(34)が29日、成田空港着の航空機で来日した。到着ゲートから笑顔で登場した昨年の打点王は、6月末から7月上旬に第2子となる男子が誕生すると報告。「7月2日なら自分と誕生日が一緒になるんだ。父として1日でも長くプレーしたい。子どもが憧れて野球選手になってくれたらいいね」と目尻を下げた。
昨年は142試合で38本塁打、131打点。順調なら今季中に国内FA権を取得する主砲は「今年は昨年以上の成績を残したい」と宣言。「チームの一員として優勝するために戦っている。その副産物として個人タイトルをとれれば」。目標はチームのリーグ優勝と日本シリーズ進出。第2子誕生はさらなる活躍への発奮材料だ。 (小林良二)