交換トレードで広島から移籍した楽天・福井優也投手(30)が29日、初めて楽天生命パーク宮城を訪れ、則本昂や松井らにあいさつ。キャッチボールなどで汗を流すと「初めて沖縄で自主トレして、例年よりだいぶ早く仕上げてきた。移籍はチャンスだけど、そんなにチャンスは多くない。2月1日からブルペンでどんどんアピールして、先発ローテに入りたい」と昨年0勝3敗の右腕は抱負を口にした。
例年のオフは東京都内で自主トレしていたが、移籍を機に心機一転。広島の元同僚・安部らと沖縄県沖縄市での自主トレに初参加した。23日まで滞在し、ブルペンでは中村奨に捕ってもらい、安部に打席に入ってもらって、投げ込んだという。
日本ハム・斎藤、西武・大石と2011年に早大からドラフト1位でプロ入りした3人が同じリーグになった。「何も口にはしないけど、3人とも余裕がない立場。生きるか死ぬかの勝負の年。いい意味で頑張ってほしいし自分も頑張りたい」と、新天地での再起を誓った。 (竹村和佳子)