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【プロ野球】

巨人・ゲレーロ「日本は我慢だよ」 ビヤヌエバに助言

2019年1月30日 紙面から

新外国人ビヤヌエバ(右)を優しくサポートした巨人・ゲレーロ=川崎市のジャイアンツ球場で(小林孝一郎撮影)

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 優等生に変身した!? 来日3年目となる巨人のアレックス・ゲレーロ外野手(32)が29日、川崎市のジャイアンツ球場で自主トレを行い、新外国人のクリスチャン・ビヤヌエバ内野手(27)=前パドレス=の指導役を務めた。外国人枠を争う同じ右打ちの強打者に「日本の野球は難しい。我慢だよ」とアドバイスし、優しい先輩の顔を見せた。

 2人は前日28日に来日し、この日は球場入りも一緒。練習では「日本式」を教えながらノックを受け、トス打撃、マシン打撃も行った。キューバ出身のゲレーロと、メキシコ出身のビヤヌエバはともにスペイン語が母国語で、コミュニケーションも円滑。初対面だった新助っ人は「経験も経歴もすばらしい選手。アドバイスをもらえるし、話し相手として一緒に進んでいきたい」と喜んだ。

 中日から巨人に移籍した昨年は、本塁打王を獲得した一昨年と一変して不発。気分屋の側面も露呈して、昨年7月には約1カ月間の2軍暮らしに当時の高橋監督との面談を拒否した。後輩に勧めた「我慢」は、日本球界でも特に規律を重んじる名門に移籍した自身にも当てはまる教訓だ。

 終始ご機嫌だった表情が曇ったのは、FAの人的補償で広島に移籍した長野の話題になったとき。「特に1年目の外国人を必ず気に掛け、最初に話し掛けてくれた。とても寂しい」と別れを惜しんだ。長野の代役ではないだろうが、ビヤ砲の精神面をケアして能力を引き出し、ゲレ砲自身も実力を発揮すれば、他球団の脅威となる。 (小林孝一郎)

 

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