中日の吉見一起投手(34)が29日、キャンプでのオレ流調整を宣言した。「周りに惑わされないようにする」と強調。この日は北谷球場で初めてブルペン入りし、足元を確かめた。
昨年は首脳陣の指示で2日目に打撃投手を務めたが、今年は2月3、4日の紅白戦登板を免除された。「今回は自分のペースで投げられる。周りに左右されないように、過程を大事にして自分の求める形に近づけていければ」と思い描く。
この日のブルペンでもハイペースで仕上げる周りとは一線を画した。「(土の)硬さを確認したのと、脚を使って投げるのを意識した」。36球を投げ「思ったほど硬くなかった。場所によって違うのでいろいろ試していきたい」と今後を見越した。 (高橋雅人)