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顕微鏡道楽

顕微鏡で遊ぶ
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顕微鏡カメラ用レデューサーの制作(10)

レデューサーの使用によって、どれくらい撮影範囲が広がったのか確認してみました。
写真撮影用接眼レンズFK2.5を使った場合 だったのが、レデューサーを使うことにより に広がっている。
Canon EOS APS-Cのセンサーは他のメーカーに比べて小さい(-10%)ので、少し狭い感じがする。
それでも、レデューサーの使用によって大きく広がったのは間違いない。
何よりも、接眼レンズのレクチル(写真撮影範囲2.5)とピッタリ一致するので、格段に使いやすくなっている。


↓OLYMPUS WHK10×20L の視野に対する撮影範囲。
b19012901.jpg
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顕微鏡カメラ用レデューサーの制作(9)

「レンズマウントアダプターリング M42-レンズ CanonEOS-カメラ用」4個組が、中国から送られてきました。
だいぶ前にAmazonに注文していたのを、完全に忘れていた。
このアダプターリングは、EOSカメラにM42-レンズを取り付けるためのリングだ。
私は、M42-レンズを取り付ける訳ではないが、レデューサー装置をEOSに取り付けるために使っている。
(理由は、このリングが一番安いから)

前回は2個組みを購入したが、材料が余ってしまってレデューサーを3個作ることにしたので、1個足りなくなってしまった。
今後も追加で作ることもあり得るので、あえて4個組を購入しておいた。
今回のこのリングは、Amazonで4個組みで598円(送料込み)だった。
1個あたり150円とめちゃくちゃ安いが、問題無く使える製品だ。
Amazonの中国製品は問題も多いが、返品も受け付ける(たいていは取り消し)ので安心感がある。

ところで、このアダプターリングを作れる所は日本に残っているのだろうか。
もはや、日本の町工場でこれを作れる所は皆無なのだろうと思う。

ものづくりゼロの日本...永遠のゼロ...暗澹たる気持ちになる。

↓中国製「レンズマウントアダプターリング M42-レンズ CanonEOS-カメラ用」4個組。
b19012502.jpg

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顕微鏡カメラ用レデューサーの制作(8)

デジカメにレデューサーを使用することによる効果を、比較テスト撮影してみました。
写真用対物レンズFK2.5のみの画像と、レデューサーを使った画像を比較してみた。
結果は、レデューサーを使用することによって、不使用と比較して、かなり広い面積を写すことができている。

撮影操作をしてみたが、どうもデジカメの操作がやりにくい。
海外のサイトを見ると、デジカメの上側(シャッターボタン側)を顕微鏡の手前側に向けていた。
カメラの上側が顕微鏡の奧側になると、操作ボタンがほとんど見えないということ。
それに、顕微鏡画像は180度回転するので、デジカメの上下を逆に取り付けた方が都合が良いのだろう。
カメラを回転してみたら、操作は確実にやりやすくなった。

↓FK2.5のみでレデューサー無しの画像(狭く写る)。
b19012402.jpg

↓FK2.5+レデューサーの画像(レデューサーの使用で、かなり広く写っている)。
b19012401.jpg

↓デジカメの上側(シャッターボタン側)を、顕微鏡の手前側にセットしてみた。
左=EOSKissX50用は、EOS Utilityを使って、パソコンでリモート撮影ができるので、液晶画面を見る必要がない。
右=EOS M用は、座った状態ではモニターが見えないので鏡を取り付けているが、鏡によって画面が反転して見えるので、液晶タッチ操作がしやすい。
b19012404.jpgb19012403.jpg

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顕微鏡カメラ用レデューサーの制作(7)

クローズアップレンズでレデューサーを作ったが、今ひとつ原理が分からなかった。
ネットを見ていたら、こんな記述があった。
http://www.raitank.jp/archives/14736

「通常のマウント・アダプターを使った場合は、図の左側の状態になります。フルフレーム・レンズとの比率によるクロップファクターに応じて、レンズの中央部付近からくり抜かれたフィールド・オブ・ビューを撮影することになります。
ところが、Speed Boosterの場合は、アダプター内に入っているレデューサーレンズのおかげで、画角を維持したままイメージサークルを小さくすることで(=光学的に焦点距離を縮めることで)、レンズの表記画角通りのイメージがセンサー平面上に結像します(=クロップファクターに左右されない画角で撮れます)。」

*クロップファクター=センサーサイズの違いによる画角変化の倍率

と言うことか...やっと理解出来た。


↓レデューサーの原理
が35mmフルサイズセンサーで、がAPS-Cセンサーと考えれば良いと思う。
OpticalReducer.jpg

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顕微鏡カメラ用レデューサーの制作(6)

顕微鏡カメラ用レデューサーの二台目を作って、OLYMPUS BHTに取り付けました。
途中まで三台分作っていたので、二台目は一気に完成した。
以前に作ったレデューサー無しの装置は、あまりに出来が悪いので廃棄処分にした。
今回のレデューサーは、慎重に加工したので精度が良く、止めネジを軽く締めただけでまったく緩むことはない。

ついでに残りの一台も完成させたが、現在は取り付ける顕微鏡はない。
いずれ、微分干渉顕微鏡も欲しいと思うので、顕微鏡がもう一台増えた時に、すぐ使えるようにと思って作っておいた。

先に作ったレデューサーをBHSに取り付けた時、デジカメの位置を3mmずらしたが、今回のBHTも同じように2mmずらす必要があった。
これは、接眼レンズと写真鏡筒はもともとずれていて、メーカーが写真撮影装置を調整していたのだろうと思われる。
(光学器械は意外に工作精度が悪く、必ず調整代をつけているものだ)
写真鏡筒をぶつけたり、カビ取りを依頼した時にずれた訳ではない気がする。

※後にレデューサーを組み直してみたら、調整前でズレは0.5mm程度だった。DIYしたレデューサー部品の精度が悪かった可能性も大いにあると思う。もともとの鏡筒の精度が悪かった訳ではないようだ。

これで、撮影範囲が大きく(30パーセント)広がったので、接眼レンズで覘いた感じとデジカメの画像との違和感がなくなった。
部品の購入費用も小額で済んだし、大成功と言える。


↓今回完成した、顕微鏡カメラ用レデューサー OLYMPUS BHT(EOS KissX50)用
b19012202.jpg

↓前回作った、顕微鏡カメラ用レデューサー OLYMPUS BHS(EOS M)用
b19012201.jpg

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