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 埼玉県鶴ケ島市で22日、インフルエンザで学校を休んでいた市立小6年の男児(12)が、マンション3階の自宅から転落していたことが、市教委や県警西入間署への取材でわかった。男児は胸や腕を打撲したが、命に別条はないという。市教委はインフルエンザ患者の「異常行動」だった可能性もあるとみている。

 署などによると、同市富士見の5階建てマンションで22日午後3時ごろ、「男児が落ちてきた」と住民から119番があった。男児は高熱を出して3階の自宅で寝ていたといい、ベランダの真下にある駐車場の屋根にぶつかってから、地面に落ちたらしい。

 市教委は、インフルエンザ患者が突然走り出したり、飛び降りたりする「異常行動」だった可能性もあるとして、保護者らへ一斉メールで注意を呼びかけることにしている。同市では23日現在、市立小6校で計10学級がインフルエンザで閉鎖になっている。(西堀岳路)