【芸能・社会】ブルゾン、舞台に初挑戦 「フローズン・ビーチ」に出演2019年1月29日 紙面から 人気タレントのブルゾンちえみ(28)=写真=が、おなじみのメイク・ファッションを払いのけ、女優として初舞台に挑戦する。劇作・演出家としてノリにノッているケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)の初期代表作「フローズン・ビーチ」に出演することが決まった。 才気あふれる演出家たちが、異なる味わいで新たに創作するシアタークリエ(東京・有楽町)の連続上演シリーズ「KERA CROSS」の第1弾キャストに抜てきされた。作品は、1998年にKERAが自ら演出、主宰する劇団「ナイロン100℃」公演として紀伊国屋ホールで初演、岸田戯曲賞を受賞した。 物語は、1987年夏から始まる。リゾート開発中の資産家の娘・愛を訪ね、バカンスにやってきた幼なじみの千津と友人の市子。愛には、双子の姉・萌がいる。予定より早く愛の父と後妻の咲恵が旅行先から戻る。咲恵のせいで母が自殺したと思っている愛は、咲恵と父の愛情を独占する萌を憎んでいるようだ。それぞれの思惑と目的が交錯して、目まぐるしく展開するミステリー・コメディーの傑作だ。 女優4人の濃密な芝居が、鈴木裕美演出でどう生まれ変わるか、話題作になりそう。配役はこれから決まる。ブルゾンは、「最初からこんな恵まれた環境で学ばせていただける、経験させていただける、お芝居をさせてもらえる、またとないチャンスだ!と、興奮する気持ちもありました。全身全霊で、どっぷりとKERAさんの世界、裕美さんの世界に浸りたいと思います」。ほかに鈴木杏、朝倉あき、シルビア・グラブ。 7月12日から14日まで神奈川県内を回り、東京は7月31日~8月11日シアタークリエ、8月23日名古屋・日本特殊陶業市民会館など各地で。
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