ロクでなし魔術講師と幻想殺し 作:郁也ユッキー
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これは忌々しき事態ですね。おい作者!何やっている!・・・私だ。
面白くもない、くだらないコントは置いといて、キャラ崩壊、オリジナル展開、オリジナル設定満載です。お気をつけてお進みください。
―後日
テロの後の話をしよう。グレンは保健室に運ばれて、一命を取り留めた。俺はルミアをフィーベルの元までしっかり
送り届けた。フィーベルからはすごく感謝された。
それにしても転校初日に大遅刻し、テロに遭う自分が不幸過ぎて悲しくなってしまった。
「ジンくん。」
「ん?なんかあったか?」
ルミアさんが俺に話しかけてきた。これからの事について色々聞きたいことでもあるんだろう。
「あぁ、護衛の事だが俺は一応男だからな。着替え・トイレ・入浴・については全く見ない。あと、ルミアが
家にいる間は全く護衛しないから。」
「うん。そんなこと聞いてないよ。っていうかそれ人として常識の事だよね。・・・まぁ、ジンくんも男の子だからね。そういうのにも興味あるよね・・。」
ルミアさんがかなり引いている。俺は何処で間違えたんだ。紳士として当然の行動をしたのに。
「・・・そういうことじゃなくて!」
すると、ルミアが真剣な目で俺を見てきた。
「・・・昔、私に会ったことない?」
「・・・・・。」
会ったことある。俺は鮮明に覚えている。
「・・・人違いだろ。」
「・・・そう、だよね。ごめんね?変なこと聞いちゃって・・。」
彼女の顔が曇る。彼女と会ったことを言うわけにはいかない。
俺と彼女があったのは、ルミアが誘拐事件に巻き込まれた時だ。
帝国宮廷魔導士団特務分室にいた時だった。そこで俺は任務でグレンと二人で
ルミア=ティンジェルの救出に向かっていた。なかなか見つからず、別れて探していると、同い年くらいの一人の金髪の少女がいた。俺はルミア=ティンジェルだと判断し、急いで彼女に近づいた。
すると、彼女は泣きそうな声で
「・・・あなたも私を殺そうとするの?」
と聞いてきた。
「・・・殺さねぇーよ。」
俺は短く答えた。このころの俺は非常に幼く、かなりの口下手だった。俺の兄のような存在だったグレンの口調を少し真似た結果だ。
「・・・そこにいろ。絶対ェ動くな。黒髪の男が来たら、そいつの言うこと聞いて、逃げろ。」
そう言って俺は敵との戦闘を開始した。
これが、俺とルミア=ティンジェルとの初めての出会いだ。
正直言って、このことを思い出されるのはつらい。自分と同い年の少年が、幼いころから、大量に殺人していたことを知られることが怖かった。しかも、自分の護衛が殺人鬼だったら、彼女は絶対俺を警戒する。
それは、これから彼女を護衛していく身としては上手くない。
結果、彼女を突き放してしまう結果となった。これは、彼女を守るためだ。いや、過去の事を忘れたいことからきた行動かもしれない。
俺は、一つだけ決めたことがある。
―もう誰も殺さない。
俺はただ普通の人間として暮らしたかったのだ。
異能者の中でも特殊な能力を使う俺のことを買い、特務分室は俺を戦士として育てた。
様々な殺しの術を覚えてきた。”裏”の世界の人間には幻想殺し(イマジンブレーカー)という二つ名で呼ばれていた。だからこそ、俺が特務室を抜けた時、組織はすんなり抜けさせてくれたことに少し疑いの念を持つ。
これが俺の過去だ。正直言って、俺みたいな殺人鬼にルミアの護衛を任せていいのか微妙なところである。
本当にクロスオーバーは難しい。
とあるの欠片がない。とあるタグは詐欺になりそうだ。やばい。
呼んでくださった方ありがとうございます。評価、コメントしてくださると、作者が狂喜します。