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【ドラニュース】

根尾よ、焦らず体と向き合え 与田監督が親心アドバイス

2019年1月29日 紙面から

沖縄入りし、ホテルスタッフから花束を受け取り笑顔の与田監督=沖縄県恩納村の選手宿舎で(黒田淳一撮影)

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 中日・与田剛監督(53)が28日、キャンプ地の沖縄入りし、右ふくらはぎ肉離れのため2軍スタートとなったドラフト1位・根尾昂内野手(18)=大阪桐蔭高=について言及。リハビリ組から2軍本隊への合流時期や、1軍昇格への目安を説明した。29日には2軍キャンプ地の読谷を訪れ、根尾の状態をチェックする。

 待ったをかけるつもりはなければ、急がすつもりもない。何より求めるのは今の自分の体と向き合いながら、段階を踏んで練習すること。沖縄に降り立った与田新監督が右ふくらはぎ肉離れで2軍スタートとなった根尾について初めて言及。自らの考えを口にした。

 「実際に自分の目で見てみないと分からない」と話すと、リハビリ組から2軍本隊への合流については「本人が全く違和感なく体を使えるようになること」。1軍昇格へのメドについては「2軍本隊でしっかりできるようになってから」と話した。まずは29日に読谷を訪れ、自らが状態を確認するという。ただ、根底にあるのは完全な状態で1軍に昇格することだ。

 根尾は2月14日に北谷で行われるロッテとの練習試合の出場を一つの目標にしている。高校のチームメートだった藤原との対決は、ファンが待ち望むところでもある。ただ与田監督は「143試合のシーズンで1試合でもいい形で試合に出すということを考えている」。これまでも藤原との競演を望む声があることは理解しているが、照準を合わす場所はあくまでも公式戦と考えている。

 自身もプロ1年目だった1990年のキャンプ中に故障した経験を持つ。「オーストラリアの1次キャンプを終え、沖縄での2次キャンプ初日だった2月15日に、右太もも裏を肉離れした。開幕に間に合わないとも言われた。焦りがなかったと言えばうそになるかもしれないが、焦ったから治るものでもない。だから自分の体に素直に従った」。当時のルーキー・与田は、4月7日にナゴヤ球場で行われた大洋(現DeNA)との開幕戦で、守護神として鮮烈デビューしている。

 

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