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【首都スポ】

[スポーツクライミング]ダメなら東京断念… 男子は伏兵・石松が初V!「最高にうれしい」

2019年1月28日 紙面から

男子で初優勝した石松大晟

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◇ボルダリング・ジャパンカップ

 波乱が続いた男子を制したのは、不退転の決意で臨んだ伏兵だった。結果が出なければ東京五輪を諦める-。覚悟を決めた石松が国内最高峰の大会を制した。最初の課題で“一撃”と呼ばれる一発完登を決めるなど、スタートから3連続完登。満面の笑みで表彰台の頂点に上がり、「ここで優勝するのが子どものころからの夢だった。最高にうれしいです」と喜びをかみ締めた。

 2016年からW杯に参戦しているが、昨年は7大会で一度も決勝に残れなかった。競技者としての限界を感じ、自然の岩壁を登るロッククライミングへの転向も考えていた。競技人生をかけた分岐点の一戦。「今までで1番、調整に力を入れたし、試合でも落ち着いて自分らしい登りができた。これからリード、スピードを頑張って東京五輪も見据えたい」。国内最高の頂に到達し、目の前には新たな目標が広がった。 (平野梓)

    ◇

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